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阿修羅のごとく (2003)

監督
森田芳光
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  • みたログ 791

3.71 / 評価:170件

誰の人生にだって何かしら難題が降りかかる

  • bjp***** さん
  • 2019年11月19日 0時52分
  • 閲覧数 288
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

愛欲の業が、当人や関わる人の生を難しくしていく…。
阿修羅。それは、「恋敵」とのバトル(桃井vs大竹!)というより、例えば母(八千草)の内面の…旦那(仲代)への恨みや遣る瀬なさと、母親として家を平和に保つ責任感、その葛藤のバトルを指しているのかも。

長女(大竹)のセリフ
「みんな、ひとつやふたつ、後ろめたいとこ持ってんじゃないの?」
この言葉に、不意に救われちゃう人だって、きっといるだろうな。

後に舞台化もされたというが、確かに終盤の病室や待合スペースでの人物配置、まるで客席から舞台を見ているよう。

これも終盤、三女(深津)がちらし寿司を次女の娘(長澤)と息子に振る舞うシーン、三女が少し目を離して彼らの方を見ると、姿が消えている。この場面が妙に印象に残った。いつまでも続くと勝手に思い込んでいる日常は、ふいに消えて無くなってしまう危ういものなのかもしれない、そのことの暗喩のように受け取った。

母が選んだ人生、男たちの無責任な感性、これは今の時代だと通用しないが、昭和50年初めごろの世の中はこうだったのかな。小林薫の「女は、阿修羅だねぇ…」の呑気さにイラっとくる。(でもこのキャラクター独特のハッタリかもしれないけど)。

他の方のレビューにあるように、俳優陣の演技バトルは素晴らしく、それだけで見る価値がある。
また四姉妹を軸に繰り広げられる各エピソードのつなぎも良く、長い映画だが観ていて飽きない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 不思議
  • コミカル
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