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ジョニー・イングリッシュ (2003)

JOHNNY ENGLISH

監督
ピーター・ハウイット
  • みたいムービー 80
  • みたログ 1,042

3.52 / 評価:342件

解説

 ある日、英国が誇る諜報機関のカリスマ・スパイ、エージェント1号が任務遂行中に命を落としてしまう。そして今度は彼の葬儀中、突然爆弾テロが起り、参加していた腕利きのエージェントたち全員が死亡する。このままでは肝心の諜報活動ができなくなってしまう。そこで、当局は唯一の生き残りである内勤の男ジョニー・イングリッシュに白羽の矢を立てる。元はといえば、彼のニセ情報が原因で、エージェント1号が死に、葬式の警備も彼の担当だったというのに。当のイングリッシュは憧れのスパイに任命されすっかり有頂天になっていた…。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「ジョニー・イングリッシュ」─Mr.ビーンに太刀打ちできるのはこの俳優だから

私たちは、この男の懐の深さを知らなかったようだ。その男とは、怪優ジョン・マルコビッチ。「マルコヴィッチの穴」はただの序章。まさかMr.ビーンことローワン・アトキンソンと共演するとは誰が想像しただろう。

しかしこれが、マノエル・デ・オリベイラ監督作品にも出演する国際派俳優マルコビッチならではのキャラクターなのだ。演じるは、ひょんなことからスパイになってしまったジョニー(アトキンソン)に追われることになるフランスの実業家パスカル。自身は英国の王位に就くはずだった家系の末裔だと信じ、女王の冠を拝借してマジで王位に就くことを企む。フランス語なまりの英語を駆使して演じる、絵に描いたような思いっきり嫌味なフランス人といい、VIPならではの全身から醸し出す気高さといい、マルコビッチの真骨頂だ。

正直、映画自体は「Mr.ビーンがまんま007を気取ってハチャメチャやっちまいました」という想像通りの内容。あまりのくだらなさ+定番コントが笑えるけど、それだけでは新鮮味はなかったはず。なのでなおさらジョニーの敵役となるマルコビッチの存在が光る。コメディに挑戦して、その頑張りが逆に観客を引かせてしまう大物俳優もいる中(ウィノナ・ライダーとかね)、どんな映画にもすんなり溶け込んでしまうのもマルコビッチのスゴイところ。“カメレオン・アクター”と呼ばれるのも伊達ではない。でも実は、いろんな監督にいじられる事に快感を覚える、単なるマゾだったりして!? (中山治美)

10月4日より、日劇3ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/10月2日]

映画.com(外部リンク)

2003年10月2日 更新

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