ここから本文です

リクルート (2003)

THE RECRUIT

監督
ロジャー・ドナルドソン
  • みたいムービー 146
  • みたログ 1,946

3.43 / 評価:436件

解説

 マサチューセッツ工科大学の学生ジェイムズ・クレイトン。彼はその優秀な成績から、卒業後の進路もPCメーカーから特別に誘いを受けるなどエリート街道を約束されていた。そんなジェイムズはある日、アルバイト先のバーでウォルター・バークという男に出会う。彼はCIAのベテラン教官でリクルート担当者。バークはジェイムズに関する情報を全て調べ上げたうえ、その能力を見込んで採用するために訪れてきたのだった。ジェイムズは悩んだ挙げ句、就職先をCIAに絞り、採用試験をクリア、晴れて訓練生となるのだが…。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

(C)2003 Touchstone Pictures/Spyglass Entertainment Group, LP. All Rights Reserved
(C)2003 Touchstone Pictures/Spyglass Entertainment Group, LP. All Rights Reserved

「リクルート」ヤンチャでナイーブなコリン・ファレルがいい

コリン・ファレルがムチャクチャ可愛い。それが第1のポイントだ。彼が演じるジェームズは、コンピューターの天才で、CIAに入ってからも、体力、判断力、瞬発力、どれも結構いい線をいく優秀な男だが、人間関係にクールになれなくて、そのせいで失敗する。ファザコンという弱みもある。頭を使ったり、真っ向勝負の時は勝つのに、人を疑いきれなくて失敗するナンテ、いいじゃない? ヤンチャなのにナイーブなところもあるというのが、コリンにピッタリで、「タイガーランド」以来の魅力的なキャラになったのだ。

そして、映画全体を引っ張っていく第2のポイントは、アル・パチーノの声。彼はジェームズをCIAにリクルートする指導教官。言葉巧みに彼の興味をCIAに向かせ、CIAとは何かを徹底して叩き込む。その非情な掟を語り続けるパチーノのダミ声が、まるで呪文のように画面に響いて、ジェームズと観客を彼の思うままに操っていくのだ。決して役者向きじゃなく、むしろ悪声の部類に入るのに、長い間の鍛練によって強烈な説得力を持つに至ったパチーノの声の力に感服した。CIAの組織としての怖さがもうちょっと出ていれば、もっとサスペンスが盛り上がったのにね。(森山京子)

丸の内ピカデリー2ほか全国松竹・東急系にて公開中

[eiga.com/1月21日]

映画.com(外部リンク)

2004年1月21日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ