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たまゆらの女(ひと) (2002)

ZHOU YU'S TRAIN/周漁的火車

監督
スン・チョウ
  • みたいムービー 3
  • みたログ 52

3.25 / 評価:4件

女は優柔不断な男に自分の居場所を求める?

  • hoshi595 さん
  • 2010年4月15日 5時17分
  • 閲覧数 569
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

陶磁器の古都雲南省と水辺の都市重慶の間を
約10時間かけて通う絵師チョウ・ユウと
詩人チェン・チンの奏でるラブ・ストーリー。

美しいのは景色や陶磁器だけではない。
主人公の愛を貫く純粋な心と一編の詩。

『わが天空の湖』

あなたの心に届けたいのに
時にか細く消えゆくわたしの声
細くしなやかな氷のかけらを
そっと撫でる優しいそよ風のように
天空の湖が心惑わす青磁色に輝いて
あなたの肌のように柔らかく
わたしの手のなかで溶けていく
わが天空の湖を満たすあのひとの姿
ただあなただけが溢れるほどに満ちている

物語は、絵師と詩人の遠距離恋愛を描いている。

原作はベイ・チュンの『チョウ・ユウの汽車』

主演は、絵師チョウ・ユウ役のコン・リーと、
詩人チェン・チン役のレオン・カーフェイ。
そして、共演の獣医役は「初恋のきた道」の
スン・ホンレイ。

抒情豊かな物語で、映画全体が一編の詩であるかの
様に、ゆったりと時が流れ、きめ細かに愛が語られ
てゆく。

結局、彼女の愛のエネルギーが大きすぎて、彼は
尻込みしてしまう。何と優柔不断な男かと非難も
したくなる。それでも通う彼女の強さは、そこに
自分の存在価値を求めているようにも見える。

そんな時、汽車の中で彼女に影響を受けた男がいた。

時間が交差し、時の流れが行ったり来たりもあるが
最初と最後を除いて全てチョウ・ユウの物語である。

その、プロローグとエピローグに出てくる女性シウも
コン・リーが演じるので二役となる。そこが唯一
分かりにくかったのは外見の違いが僅かだった為である。

愛の強さと、愛のタイミングの難しさを、汽車の旅を
通して実感させてくれる、スン・チョウ監督の演出が
光る作品と言える。

また、DVDの特典映像のメーキングは、まるで撮影
現場を見学している様に丁寧に見せてくれる。そこで、
監督との打ち合わせの最中に涙ぐむコン・リーの素顔
を見て、益々ファンになってしまった。

プライベートではシンガポールのたばこ会社の社長と
結婚しシンガポール国籍を取得した彼女だが、
人気だけのアイドルと決定的に違う点は、結婚後も
ファンである事に変わらない事である。

近年は、「マイアミバイス」や「ハンニバル・ライジング」
などハリウッドで活躍する事が多い国際スター、コン・リー
は、確実に成長を続け、私達を楽しませてくれるに違いない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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