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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
2月14日公開

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING

2032月14日公開

raz********

4.0

ネタバレ誘惑や欲望には、一人では勝てない

映画のラスト、火山にて主人公フロドは指輪の誘惑に負けてしまった。しかし、仲間が彼を救った。つまりは、誘惑や欲望には一人では勝てないとこの映画は言っていることになる。かなり現実的なストーリーだ。 もう少し詳細にみると、フロドから指輪を奪って彼を正気にさせたのは裏切ったゴラムだった。悪は欲望に忠実であるから、奪い合う。 このシーンの前にも似たような場面があった。フロドが蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにされて敵の城に捕まった時だ。敵は”きんきらシャツ”を巡って仲間割れをした。仲間割れが起きたおかげでフロドは助かった。 悪は群れを成して攻めてくるが、けして協力や団結はしていないのである。 それに対して善は、協力し団結することで恐れをすて勇気を得る。 この違いが劣勢であった善が悪を滅する決定打となった。 1人では勝てないから仲間と協力し団結する。 シンプルな真理だけれども、それを妨げる悪い心はどんな人の中にも存在する。 だからこそ信頼することが大事なのだろう。 だが、自分の弱さを恥じる必要はない。ラストで、助けてくれたサムを見るフロドの顔は、笑顔ではなかった。しかし、ハグをしたあとエルフの船に乗ったフロドの顔には自信が戻っていた。勇気はもらうことができる。 だから、弱いホビットが主人公だったんだろうなと思う。

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