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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
2月14日公開

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING

2032月14日公開

ech********

4.0

三国志演義?西遊記?どっちで観るか

お金をかけた大スペクタクル冒険活劇としては同種のハムナとかカリブ海賊とかを遥かに凌駕していることは確かです。見どころはCGを駆使したロレンスに匹敵するダイナミックな景観映像とそこで展開される戦闘シーンです。ただし、人物描写とか人間心理への洞察といったドラマ的な要素はありませんから、俳優の演技も添え物でどうでもよろしい。ひたすらCG、CG、CGに感心する映画です。 S/Warsとか駿君とか好きな人はこういう世界観好きなんでしょうね。私はそういうの興味ないけど、それでもこの映画の圧倒的に雄大な映像には脱帽です。 三部作で(3)がオスカーとってますが、全体が長いので三分割しただけですから、どれも似たような仕上がりで、たまたま他の候補作との兼ね合いでしょうね。特に(3)が優れているわけではないです。まあ(1)から始めて、受け付けない人は無理して観ても段々面白くはなりません。 但し、登場人物や場面設定がやたら多いうえに複数の場面が同時進行するので、よほどIQの高い人でない限り話の展開についていけません。とにかく出てくるカタカナ単語がやたら多いうえに、それが人名なのか、種族名なのか。国名なのか、都市名なのか、敵か味方か、日本人には見当がつきません。そもそも子供の時から「指輪物語」になじんでいる英米人が「よく映像になったね」とか「あの役、こんな顔してんだ」とか「あれ、あの話入ってないな」とか突っ込みながら観ることが前提になっているんですから。 そこでこれから観る人のために二つの観方を提案します。 (1)三国志演義として観る ある程度ちゃんとお話を理解するのに予備知識なしの丸腰では玉砕必至です。三国志みたような膨大な固有名詞についていくためにはアンチョコに横目使いながら観るといいでしょう。Wikiのあらすじと登場人物は結構役立ちました。 (2)西遊記として観る とは言っても、話の大筋は西遊記みたようなゴールを目指して艱難辛苦が続く障害物競争、ってだけですから登場人物にはこだわならい、って誓いを立ててCGとスケール感あふれる映像を堪能する。 木で鼻を括ったような言い方しましたけど、冒険活劇とかファンタジーとか冷笑してた私にしては、かなり面白かったです。一人でDVDで観たのに終わったら拍手しちゃいました。もう一度見てもいいくらい。パチパチパチ

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