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マッチスティック・メン (2003)

MATCHSTICK MEN

監督
リドリー・スコット
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3.87 / 評価:999件

解説

 詐欺師のロイは、極度の潔癖症で、オフィスの電話を毎朝消毒せずにはいられず、下着や靴下を小さくたたんできちんと積み上げないと気が済まない。ツナ缶ばかり食べている彼は、食器が汚れるからと缶から直接食べていた。そんな彼も、詐欺を実行している時だけは潔癖症を忘れ芸術的な手腕を発揮するのだった。ある日、ロイの前に14歳の少女アンジェラが現われる。彼女は離婚した妻との間に生まれたロイの実の娘だった。突然娘と暮らすハメになり困惑するロイだったが、さらに驚いたことにアンジェラは詐欺師の弟子にしてくれと言い出すのだった。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

(C)2003 Warner Bros. All Rights Reserved.
(C)2003 Warner Bros. All Rights Reserved.

「マッチスティック・メン」─リドさま映画はリドさま主役が基本だけど

「もっとも大切なのはいい脚本」。そう言うリドリー・スコットだが、その作品の多くはやっぱりビジュアル。酷いときには、役者さえそのビジュアルの一部にされてしまう。

が、そんな徹底こそが魅力であり、彼の映画を愛する理由でもある。つまり<主役>をはるのは常にスコットが好ましいわけだ。

ところが、この映画はそうはいかなかった。潔癖症の詐欺師ロイことケイジがハバを効かし、娘役のローマンと絶妙なコンビネーションを見せる。彼らのあいだには父子らしい空気が流れ、それが何とも微笑ましい。そう、気がつけば、これがスコット映画だということを忘れていたのだ。

こういうのは、もしかしたら初めてかもしれない。確かにコン・ムービーであり、その面白みも十分ある。しかし、一番騙されたのはフツーのドラマを、ちゃんと役者主演で撮ったスコットの手腕というか奥ゆかしさ。これって、“サー”をもらって余裕が出来たのか? 

ちなみにリドさまは私生活ではすっごい潔癖症。まるで自分が作る映画みたいに、周囲をきれいに整えているという。その予備知識をもって潔癖症のケイジを見ると、おかしさが倍増。リドさま、家でも掃除ばっかりやっているのかなあ。(渡辺麻紀)

10月4日より、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

[eiga.com/10月2日]

映画.com(外部リンク)

2003年10月2日 更新

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