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歌え!ロレッタ 愛のために (1980)

COAL MINER'S DAUGHTER

監督
マイケル・アプテッド
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  • みたログ 167

3.83 / 評価:42件

トミー・リー・ジョーンズも熱演

  • ミモザ さん
  • 2010年4月29日 10時31分
  • 閲覧数 405
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画でのロレッタの子どもたちへの言葉、
「シシーをいじめたらお仕置きよ」。
シシー・スペイセクが数々の女優賞を獲得した、
『キャリー』より4年後の出演作品。

C&Wのミュージックシーンでも盛り上がりを見せてくれるが、
なんといっても、やはり彼女をとりまく人々の愛情、とりわけ、
父、夫の愛情の深さが時の流れも加わって、
「ロレッタの歌に生きる」姿こそがいつまでも
心に響きつづける仕上がりになっている。

もうすぐ14歳になる長女のために、美しい服を買い与えるとたん、
炭鉱夫の父は、軍隊帰りのヤンキーに娘を嫁にとられてしまう。
娘の初恋でもあるため、父はさみしいながらも、結婚を許すのだ。
その後も、この父と娘の関係は、じっくり描かれることはないのだが、
最後までこの父の存在は、”娘”によって、ずっとあり続けた。

また、夫役のトミー・リー・ジョーンズがよかった。
20歳前後の若い役も、後半の腹のでてきた中年の役も違和感なく演じていた。
とくにすばらしいと思ったのは、
年の離れた生娘ロレッタと出会ったことによって、ただの若造から、
新しい人間に生まれ変わったような男になった姿を演じていたことだ。

愛することによって、いかに人は成長していけるのか。
ロレッタを演じたシシー・スペイセクとともに、
二人からあふれるほどにそんな思いを受けて、
温かくそしてさわやかな気持ちになった。

カントリーミュージックのさわやかな風が薫るばかりの
背景や景色ではなく、テレビもなくようやくラジオが聞ける、
炭鉱のわびしい町の姿も映し出されたけれど、
そんな土地でこそ、人間や愛情の力強さがなによりも勝る。
アメリカの広大な土地で、ラジオから流れてくるメロディが
なんと人の心にやすらぎや力を与えているのだろう。

埋もれてしまっているかんがあるが、これは掘り出し物、秀作である。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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