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欲望の翼 (1990)

阿飛正傅/DAYS OF BEING WILD

監督
ウォン・カーウァイ
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4.04 / 評価:179件

最期に見たい景色は…

  • 一人旅 さん
  • 2020年10月15日 21時41分
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ウォン・カーウァイ監督作。

香港出身の映画人:ウォン・カーウァイの監督第2作目で、1960年の香港+αを舞台に、相互に関わり合っていく若者達の心の揺れを描いた青春群像ドラマです。元々は二部作を前提にして、前編に当たる本作が制作されましたが、諸般の事情により後編が作られることはありませんでした。

産みの親を知らないまま養母に育てられた青年:ヨディを一応の主人公にして、サッカースタジアムで働く女性:スーや、クラブのダンサーであるミミ、主人公の友達でミミに惹かれていくサブ、主人公に捨てられたスーに秘かに想いを寄せる警官:タイド…と主人公と彼を取り巻く若者達の出逢い、友情、衝突、恋愛そして別れを群像的に描き出した青春ドラマとなっています。

青春群像ドラマといっても、彼ら若者達が一度に全員揃うことはなく、二人の人間が過ごす束の間の時間を一つの単位として、それらがバトンリレーのように時間や場所を変えながら繋がっていきます。青春を謳歌する明朗なドラマとは違って、心の空虚さや孤独、不信、失望、諦めといったネガティブな感情が、相手に対する恋情や信頼、期待を上回っていく作劇となっていて、“相手が傷つこうとお構いなしの人間”と“自分が傷つくのを恐れて一歩を踏み出せない人間”の姿に、他人と密に関わり合えない&分かり合えない現代の若者達のリアルな生態を見て取ることができます。

主演のレスリー・チャンを中心に、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュンが五者五様の現代若者像を体現していますし、ラストシーンでは後編で主演予定だったトニー・レオンが顔を見せています(咥え煙草で身支度する姿が恰好いいですが、瞬きが多いので煙が目に染みていたのだと思う…)。

詳細評価

物語
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