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汚れた顔の天使 (1938)

ANGELS WITH DIRTY FACES

監督
マイケル・カーティス
  • みたいムービー 8
  • みたログ 61

3.78 / 評価:23件

「感化」をめぐって

  • 文字読み さん
  • 2009年5月30日 23時35分
  • 閲覧数 276
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

1938年。マイケル・カーテイス監督。少年時代の貧しい暮らしから道を踏み外してギャングになった男が、かつて親友だった神父と再会して、という話。ピュアな魂が周囲に感化されていかに堕落するか、それをいかに防ぐかがテーマです。「感化」をめぐる映画。

ギャングになった男(ジェイムズ・ギャグニー)を尊敬する不良少年たちを逆に「感化」しようと、神父は死刑の場での最後の芝居を頼みます。死んでいく男にむちゃな注文。なんてキリスト教的な発想。現代的な権力批判の水準からすれば、最後まで「感化」の思想で不良少年たちを導くエラソーな神父にいらいらしていしまいます。迷える子羊たちをウソをついてでも導く、操りの権力。

だから「物語」を読むよりも、「感化」され翻弄される一方のジェイムズ・ギャグニーの身振り、セリフ、銃の撃ち方を見ましょう。内なるピュアな魂と感化された外見という対立が神父とギャングの親友ペアに体現されているだけではなく、感化されたギャングと本当に悪いギャング(ハンフリー・ボガート)のペアがいることを見ましょう。「感化」の思想を超えて。

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