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夜の儀式 (1969)

RITEN/THE RITE

監督
イングマール・ベルイマン
  • みたいムービー 5
  • みたログ 12

3.83 / 評価:6件

「儀式」という名の背徳

  • URYU さん
  • 2009年11月18日 22時26分
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

「儀式」というショーを演じる3人の舞台俳優(グンナール・ビョルンストランド、イングリッド・チューリン、アンデシュ・エーク)がワイセツ罪に問われて、担当判事(エリック・ヘル)の取調べを受ける。

映画は、個別に取調べを受ける三種三様の俳優達の様子や、その私生活を追っているのだが、主に担当判事の視点が物語の中心となっていて、判事としての苦悩やその心理が折に触れて描写される構成。

クライマックスで、問題となるショー「儀式」が、判事の目前で演じられるのだが、判事は自らの性的欲求を俳優達の前に曝して、最後に息絶える。

大きな男根のハリボテを着けた2人の男優と乳房の出たコスチュームを着たチューリンが演じるのは、どうやら「3P」らしいのだが、なんとも怪しく刺激的なショーのシーンが見せ場になっている。

取調べとはうらはらに、判事も俳優達も、自分の中の醜い本質を露呈する様が面白い。

ベルイマンの作品の中では、アバンギャルドなエロ・グロ趣味が前面に出ている印象だ。しかしそれが何とも禁じがたい魅力を放っているから怖い。

このキワドイ映画が、38年も前にテレビドラマ用に撮られたものだというのは驚きである。

判事が教会で懺悔するシーンがあって、ベルイマン自身が、告解僧役で数カット出演している。その横顔の表情がなかなか印象的で、さしずめ「第七の封印」の死神…といった風だった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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