レビュー一覧に戻る
歓びの毒牙(きば)

歓びの毒牙(きば)

L' UCCELLO DALLE PLUME DI CRISTALLO/THE BIRD WITH THE CRYSTAL PLUMAGE/THE PHANTOM OF TERROR

98

ミッキー

3.0

ネタバレ画家が一番悪い

「歓びの毒牙」ってどういう意味? 思わずそう思ってしまいますが、ダリオ・アルジェント監督の作品なので名前だけでのスルーは遠慮いただきたいです。 アルジェント監督のデビュー作にあたりますが、監督1作目にしてすでに、アルジェントワールドを確立しています。 黒い手袋、美女の連続殺人、巻き込まれ型サスペンス、ずるいトリック、独特の音楽。 犯人の正体はアルジェントのこれまでの映画を見ていれば、容易に予測付きます。 それにしても、ナイフを持っている手を見間違えていたという、「トラウマ」でも後に使ったトリックは正直よくわからない。というか、見間違えないでしょう。 絵が犯人のトラウマを刺激して、犯行に及ばせてしまうのは、「スタンダール・シンドーム」に受け継がれているし、剃刀殺人は「シャドー」といったように、この作品はアルジェントのベースになっていることがよくわかると思います。 映画の全体の内容としては、初期作品のせいか少し荒いとこが見えますが、ファン以外でも楽しめるつくりにはなっていると思います。 猫を食べて、事件の発端にもなった絵を描いた画家が一番悪いということで結論付けましょう。

閲覧数619