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よろめき休暇 (1957)

KISS THEM FOR ME

監督
スタンリー・ドーネン
  • みたいムービー 1
  • みたログ 11

3.25 / 評価:4件

ホームがない海軍

  • 文字読み さん
  • 2010年5月18日 23時38分
  • 閲覧数 360
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

1957年。スタンリー・ドーネン監督。第二次世界大戦の最中、海軍の優秀なパイロットたち(ケイリー・グラントら)は本土へ帰る飛行機に無理矢理乗り込んでつかの間の休暇を楽しもうとする。戦場には戻りたくない男たちはあれやこれやの手を使って休暇を延ばそうとするが、、、という話。一時的に猶予された期間の間に本当の恋を知ってしまったらどうするかというよくあるコメディ。国のためになどカケラも信じていない不純なパイロットたちが、本土の市民が抱く観念的な愛国心に嫌気がさしていく様子がしみじみと描かれる美しい映画です。

マリリン・モンローのようなジェーン・マンスフィールドと(しかし狂気が足りない)、グレース・ケリーのようなスージー・パーカーが(しかし気品がいまいち)、男たちを引き付けるのですが、男たちは結婚だけは避けている。最後にはようやく得た除隊許可を棒に振ってまで海軍に戻ろうとするのですが、それは観念的な陸の人にはなりたくない、ということであると同時に、結婚だけは避けたいからでもあるのです。陸地でも家庭でも「ホーム」と名のつくことは避ける海軍の男たち。しかも帰るべき軍艦は撃沈されてしまったのだから、海の上にも戻る場所はないのです。なんたる逃避、なんたる脱領土化。

基本的にはドタバタコメディでグラントはあることないことしゃべっているのに、一貫してゆったりと流れる音楽のリズムで焦りをまったく抱かせない落ち着いた映画です。シネマスコープを利点を生かしてカメラもゆったり動いています。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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