2010年6月19日公開

4匹の蝿

QUATTRO MOSCHE DI VELLUTO GRIGIO/FOUR PATCHES OF GREY VELVET/FOUR FLIES ON GREY VELVET

1012010年6月19日公開
4匹の蝿
3.6

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(30件)


  • りゃんひさ

    3.0

    ネタバレ興味深い所も少々血まみれ前のアルジェント

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • rie********

    4.0

    ネタバレ

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  • 冨田 円

    3.0

    まだ若き頃の…

    まだ、若きアルジェント監督作品でも…ワールド炸裂。 「サスペリア2」に匹敵するのもあるが、BGMはゴブリンの方が良かったかも。作品はこの時代設定での上品サスペンスってとこかなぁ。 中盤からは、だいたい犯人の予想がつくけどそれでも観てしまうのはやはり監督ならではのマジック。 また、サスペリア2が観たくなった!

  • par********

    3.0

    ネタバレCSで鑑賞

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  • yok********

    5.0

    探偵物語の工藤ちゃんがいた

    サスペンスとしても秀逸だが、ナンセンスなコメディとしても名作。 今に通じる個性的キャラクターはこの映画が原点かもしれない。 色々とハイセンスな映画。観なきゃ損。

  • jir********

    5.0

    天衣無縫

    形はない。自由にやらせてもらうぜ、と才能爆発。 あらぬ所で鳴るロックや整合性より美学を追求する物語展開など、どれも今の時代に足りていないものを見た。 強烈に魅せたいシーンを優先させて作っているのが分かる。 そこにサスペンスを加えて飽きさせない工夫がされている。 間も独特で台詞がないままたっぷりとったいもする。 それら全てがオリジナリティーに溢れている。 一から自分で作り直しているので当然ズレル所もある。 神様と呼ばれる人物に会った時などは唐突に「ハ~レルヤ♪」と大音量で音楽が流れた。 でも、このズレがいい! 髪の毛一本にいたるまで神経を巡らせて全て「美学」で満たしている。 そりゃ独特な作品出来上がるハズだぜ。 そういう作り方は見ていて勇気がわく。 芸術は爆発だって感じだった。

  • スカイヤーズ

    3.0

    天才監督の源流は見られる!

    随所にダリオ・アルジェント節が活かされていて その後に続くサスペリア2、サスペリアで、その特徴が 完成されているようだ。 独特な色調はまだ発揮されてはいないが、カメラワーク 演出など見ていて微笑ましく思えてくる。 私的にはこの監督ファンなので楽しく拝見することが出来た デパルマ監督のようにやはり独特の世界観を魅せてくれた。 この作品、確かに古いので初めて鑑賞する方は すかされた感が半端無いと思うが、この監督に 興味を持たれた方は、ぜひ挑戦してみてはどうか? 死ぬ前に見たものを網膜が覚えている?本当か? 作品の中では4匹の蝿が・・・ と、言うか、どうして蝿がそんなところに? 笑ってしまう。 最後まで犯人は わからないように作られている だが、その動機がうすく、弱く、 あまりに理不尽で主人公がかわいそうになってしまう まぁ言い出したらきりが無いか・・・ 無理やりな設定や展開に疑問点が残るのは、 いつも通りだから。            終

  • 一人旅

    4.0

    『歓びの毒牙』が好きな人なら・・・

    ダリオ・アルジェント監督作。 仮面を被った謎の人物に命を狙われるミュージシャンの青年・ロベルトの姿を描いたミステリーホラー。 アルジェントらしい色彩感覚や血みどろの残酷描写は比較的控えめで、ミステリアスな推理劇を描くことに重きが置かれている。ミステリーとしてはかなり見応えのある内容になっている。犯人と思しき怪しい人物が複数登場してくれたり、ロベルトの周辺の人間が次々に殺されたり、意味深に映し出される悪夢の映像といった、謎が謎を呼ぶ展開に最後まで目が離せない。タイトルの『4匹の蝿』の真意を、現代科学の応用(ちょっと非現実的?)と圧巻の映像センスで見せつけたクライマックスにも驚かされる。 アルジェントの作品群を大別すると『サスペリア』のように監督独自の世界観を全面に出した作品と、『歓びの毒牙』のように推理物としての知的面白味を追求した作品があるが、本作は明らかに後者のタイプ。個人的にアルジェント作品の中ではデビュー作の『歓びの毒牙』がずば抜けて好きなので、その系統に属する本作もやはり好みの内容だった。 謎だらけの作品ではあるが、決して観客を置き去りにしていない点に好感が持てる。登場人物の口からその場の状況説明や相関関係がしっかりなされる親切設計なので、錯綜する情報を鑑賞者が頭の中できちんと整理してから推理劇に臨めるように考慮されている。そして、鑑賞者の頭の中を整理させた上で予想を裏切る結末で綺麗に締める。犯行の動機づけはやや強引な気もしたが、それでも鑑賞者の“まさか!?”を引き出す意外な真実に驚愕するのだ。 ミステリーとして良く出来た作品だが、ホラーとして観ても見どころが多い。死亡フラグをほったらかしにはせず、最大出力の恐怖演出でしっかり回収する。その描写も素晴らしい。死ぬ運命にある人間が狭い迷路でじわりじわりと追い詰められていくシーンの絶望感や、タンスの中で息を殺して必死に身を隠す人間の恐怖。そして、階段を滑り落ちていく人間の頭部を上方から捉えた演出は圧巻の不気味さを生んでいる。推理劇的楽しみだけでなく、恐怖演出の面でもアルジェントの手腕が存分に発揮されている作品だ。

  • いやよセブン

    3.0

    イタリアンホラー

    「サスペリア」以前のダリオ・アルジェント監督のスリラー。 ロックバンドのドラマーが自分を付け回す男を誤って殺してしまう。 以後、身の回りで不可解な現象が連続して起きる。 ショック度は普通だが、カメラワークは独特で驚かせる。 音楽はエンニオ・モリコーネだが、007に似ている。

  • スーザン

    3.0

    タイトルの秘密。

    カメラワーク・映像はアルジェントそのもの。 犯人は誰?いったい動機は? 凝った展開と映像にアルジェント好きならゾクゾク。 4匹の蠅ってこれかっ!と最後のお楽しみです。

  • tos********

    3.0

    独特の印象

     名作サスペリア(未観です)の監督が若い時の作品。ホラー的なシーンもありますが、サスペンスです。独特の印象がある、後の映画で見たことがあるようなアングルがあったりします。  当時のイタリアの街中で、フィアット500の多さに驚きました。

  • oce********

    4.0

    意外な犯人

    ドラマーがいつものように演奏を終えると付きまとう影。 このところ悩まされていたストーカーを追い詰めるが、誤って殺してしまう。 その時仮面をつけた人物がその姿を撮影。以来ドラマーの周りでは奇妙な出来事が次々起こる。 ダリオ・アルジェントの作品だが、グロさはこれでもかというぐらい抑えられている。 逆にミステリー要素が色濃く、犯人はだれかという面が強く出ている。 実際謎解きの面では最後まで伏せられており、捜査に協力するオカマの探偵もナイスなキャラ。 犯人の動機は弱いが、ラストのスローの演出もアルジェント作品の中ではかなり良い出来。

  • どーもキューブ

    5.0

    ダリオアルジェントの4人の蝿

    1971年、イタリア作、音楽エンニオモリコーネ。脚本、監督ダリオアルジェンド。 リヴァイバル上映されて気になっていた作品。 「アイスピットオンユアグレイブ、発情アニマル」と共に気になっていました。 イタリアのホラージャーロ監督の大家ダリオアルジェント。 ホラー一本で多作に、スラッシュに昆虫めいた作品から怨念めいた作品まで 撮りあげているイタリアホラーのフェイマスデレクターでございます。 私は 昆虫が大好き、ジェニファーコネリーも好き「フェノミナ」 魔女系の話だったかなぁ?失念した「インフェルノ」 アルジェント製作の仮面をかぶって映画館、そこにゾンビがうーじゃうじゃ「デモンズ」 アルジェンド版のオペラ座の怪人のよう。別名「目の玉に針をさせっ」の「オペラ座/血の喝采」 娘アーシアアルジェンドを配して建物入ったらとんでもない仕打ち「サスペリアテルザ」 確か初めては、間接作品「デモンズ」 本格的は、十代最後の方でレンタルした「フェノミナ」だったかなと。これで、ジェニファーコネリーにハマったかなと。そんな鑑賞履歴。 幻の作品を上映!その名も「四匹の蝿」って面白いタイトル!? 「フェノミナ」みたいなザワゲロな昆虫物? なんて妄想しながらも、キングレコード鑑賞となりました。 やっぱり ダリオアルジェントやなぁ、というのとこの作品気にいったという感じがしましたねー。 本作のようにダリオらしい ダリオらしい作風 ダリオらしい殺人モンタージュが見れると心がウキウキしますね(笑み) 殺人を表現するのに画像と画像の間の表情と間と カメラワークの素晴らしさ。 独自さ その耽美さを感じさす死の美学さ 音楽とのミックス具合 素晴らしい監督だと思います。やっぱり! こういうオリジナリティを見ると興奮しますねー! あとすいませんが、全然怖くありません。大丈夫です。 何がかっちょええ、うれしくなるって、 それはど頭のクレジットです。超必見! これがまたものすごくカッコ良いんです。これだけで星5つ。 主人公のドラマーなんですが、ドラム叩きつつ素晴らしい今回のテーマ「蝿」が シンボライズ、マーダーライズされます。これ必見! オマケに大好きなエンニオモリコーネの珍しいロックサウンドが重なり素晴らしい! 若きアルジェンドの才能と不可解さが合わさった素晴らしいクレジットでこれだけで本作の意気込みみたいのが、ビンビン感じるわけです。 いわゆる「昆虫3部作」らしいですが、まあ平たく言うと本当に「フェノミナ」の虫少ない版というか、ダリオアルジェンドの火サスというか、 基本的に殺人ミステリーなんですが、謎解きに重きは置いてません。 ダリオなんで、 そこは怨念たる犯人人物 動物昆虫描写 不可解なカット 不明瞭なカット 鮮血スプラッシュ 美少女イケメン セックス 嫉妬 音楽 を配した作風作品でありました。 本作虫少なめ、美少多め、どちらかというとサスペンス多め時よりスプラッシュな感じに見えました。 やっぱり素晴らしいジャーロホラーの巨匠は初期より凄かった事が、小品ながらも大いに楽しめたしだいでございます。 本当中盤の階段のカットや 封筒のカメラワークなど極めてヒッチコックタッチが出てきますね。 「ドウユーライクヒッチコック」監督しているだけに隠れヒッチファン、ヒッチコキアンのダリオらしいカット満載であり、ヒッチコックの影響大であります。 ラストも素晴らしいです! なんで長らくソフト化しなかったわかりませんが?音楽利権? 素晴らしい四匹の蝿 ダリオの殺意の蝿でございました! さて ダリオアルジェントの4人の蝿 ホラーファンぜひ!必見。 ぜひ!どうぞ! 追伸ダリオアルジェンドの初期と二回挫折し続けてる「サスペリア1、2」鑑賞してみようかなー!.

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレあのトレードマーク効果音楽を書いたのは…

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ves********

    4.0

    ローマの石の壁のようなひんやり感

    クラシックなホラーは、作られた当時はセンセーショナルであったりするが 似たような路線でパワーアップされソフィスティケイテッドされ エクステンデッドうんたらかんたらされたものが 本人に依るものも含めて作られ続けていくものを観ていく内に、 なんも怖くなくなっていくんだよね。 (だから犯人もなんとなくわかっちゃう。) 「4匹の蠅」というキーワードのナゾは、 タイトルにする程のアレだったのかと思うのもソレだし。 だから 1971年制作の本作もはっきり言って、今観てそんなに面白いシロモノではないです。 皆さん書いてるように、アルジェントの幻の…と呼ばれる本作を観る事が出来る幸せ、 やっぱりそこに尽きるのかなぁ、と。 誤って人を刺し殺してしまったロックミュージシャン、 その彼を脅迫するような謎の影、次々おこる殺人。 なんでそこがそーなるんだよ、 どーしてオマエがそれ知ってるんだよ、 あそこで出て来たあの人は関係ねーのかよ的な いつもお馴染みのアルジェント節もちゃんと出てるし。 ただ、いいとこもちゃんと見えるので、 クラシックをクラシックとして味わえる方なら逃す手はない。 恐怖のタイミングの巧さ、光と影のコントラスト。 人のいなくなった劇場の恐ろしさ。 塀の向こうで絶叫が聞こえるという恐ろしさ。 主人公が度々見る「首をはねられる」悪夢、 ラストシーンのスローモーションの哀れな美しさ。 心臓がバクバクするようなスリラーではないけれど、 ローマの冷たい石の壁のようなひんやり感。 生理的に好きなタイプだわぁ、とか言っちゃうぜ。アルジェント。 タイトルの謎に関しては、結構後半にならないと出てこない話だし、 うそこけこのやろー、みたいな謎解きもあるのでどうでもいいけど (『ワイルド・ワイルド・ウェスト』でもあれやってたな。) それでも引きつけられる、この展開。 個人的にではあるけれど、 映像として、1970年代のローマの街の雑多な雰囲気と イタリア語の響きがたまらん。 70年代のファッションや車もツボ。 主人公のロックバンドは…いまいちかな(笑)。

  • mii********

    5.0

    殺人現場に“蝿”が飛ぶ!まさか~!

    「4匹の蝿」とは、実に興味をそそるタイトルをつけたものですね。 パンチのない間の抜けた作品タイトルをつけてしまったが為に良作品を見逃していたなんてことも多々ありますが、この作品のタイトルとYAHOO映画トップ画像のセンスは抜群だね、もうこの諸条件だけで鑑賞モードがマックスに跳ね上がってしまいますから。 さらに加えるならば、ダリオ・アルジェント作品だということですかね。あの、ヒエ~~~~~と怖かった『サスペリア』の監督さんと言った方が良くわかりますかな。 ロックバンドのレコーディング、リハーサル中に主人公のドラムに1匹の蚊が飛来するんだよ。なるほどコイツが映画の鍵を握るんだなと自分でも驚くほど目まぐるしく少ない脳みそをフル活動させて、この蚊を必至に目で追っかけてみたんだよ。そしたらビックリ!“バッシャ~ン”いとも簡単につぶされてしまいやがんの・・・・・。 ホラーよりもサスペンスの方が色濃く浮き出ている中で、時おり見せる道化のシーンなどを織り交ぜて何んとも憎い演出をしています。監督のファンならずともうなづける作品ですよ。 「俺は本当に人を殺してしまったのか?」まるで白昼夢でも見ているかのような非現実描写にいつのまにやらおとしめられる主人公に魔の手が伸びる。そして、ひとり、またひとりと身近な人間が殺されていく。 “犯人な誰なのか”の謎解きはもとより、 犠牲者の遺体を調べての犯人追及のシーン、これこそが作品タイトル「4匹の蝿」に言及するのですが、流石のおもしろさですよ。やっぱり蚊じゃなくて蝿だったのかと・・・フライじゃなくモスキートなのに・・・・・ そして、皆さんが絶賛するラストシーンの描写は、必見なることは言うまでもないでしょう!

  • nom********

    5.0

    グレーゾーンに潜む蠅。

    目に焼き付いて離れない記憶とか意外とあるもんです。 この映画観て思い出しちゃいましたよ。 むかし小学生の頃友達の家に行くと、 お茶の間の天井に真っ黒なガムテープのようなものが幾つもぶらさがってまして。 なんだろ? と思って、よ~く見てみたわけです。 よ~く見たら、 …うへぇぇぇえ! 話しを聞くと、どうやら家の裏にドブがあるらしく、それが大量に発生するそうな。 忘れられんです。 4匹どころじゃなかったですよ。 ~・    ・~  ・~  ~・ 『4匹の蝿』 ロックバンドのドラマーで美人妻もいるロベルトは、苛立っていた。 自分の周りをしつこく嗅ぎまわる怪しい男の影があるからだ。 ある日、ロベルトはその男の後を追い、何故自分の事を嗅ぎまわるのか問い詰める。 しかし口論の末、もみ合いになり、ロベルトは男を刺し殺してしまう。 さらに、その殺しの場面を、怪しい仮面を被った人物に写真に撮られてしまう。 そこから写真をネタに、脅しの日々が始まる。 そして、ロベルトの周りで次々と起きる不可解な殺人事件。 ロベルトに対し、いつでもお前を殺せると宣言してきた犯人。 目的はお金でも地位でもないようだ。 ロベルトは自分を脅かす犯人の正体を、なんとかして明かそうとするが―。 物語全体を覆う闇の黒と、ロベルトがうなされる悪夢の白の対比が印象的。 特にサウジアラビアの首切り処刑の悪夢の、白トビし過ぎた渇いた空気感が絶妙です。 ベタな黒をノセて、ヌキな白でノックアウト。 これをベースにした上で描かれるグレーな部分が魅力的です。 ロベルトの向かいに住む、足の不自由な男。 足の不自由な男が定期購読しているエロ本を、 いつも間違えて隣の家に配達するアホな郵便配達員。 ロベルトが雇うオカマな探偵。 ロベルトが会いにいく神様と呼ばれるおっさん。 美人妻なミムジー・ファーマー。 などなど、別にどうでもいいっちゃあいいんだけどもな、 どっちつかずのグレーゾーン。 4匹の蠅が潜むところもまたそれで、うれしくなりました。 そしてやっぱりラスト。 あぁ 美しい。 目に焼き付いて離れません。 この物語に大量に溢れているグレーゾーン。 まぁ、ロベルトが撮られる写真もそうですが、 目に観えるものすべてが意味を成すとは限らないということでしょうか。 犯人の御丁寧な告白(最高)を聞いていて、そんなこと感じました。 ・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・※・ お気レビのnaokanaさん、返事遅くなりましてすみません。 ありがとうございます! いつも感謝してます! これからもよろしくお願いします。 そして、200件おめでとうございます! あっという間ですね~。 マチューテチョイス流石です! バリバリレビュー好きです。楽しみにしてますよ~!

  • iko********

    5.0

    ハエが飛ぶ、クビが飛ぶ

    やっとこさ観れた、ダリオ・アルジェント幻の作品”動物3部作”の一本。 これがイチバン観たかった。 「4匹の蠅」・・名作「サスペリア2」を彷彿とさせる、猟奇殺人&ミステリー。 もちろん初期の作品ということで、途中にアラも茶番的なものもあるけど、あの衝撃のラストは思わずのけぞった・・ABSが必要ですのでお気をつけなさって。 犯人につながる”4匹の蠅”とは? まさかの方法で見つけてしまう。そして本物の”4匹の蠅”が・・・。 パラノイア殺人鬼に狙われるロックバンド・ドラマーに、切迫感が足りないのもご愛嬌です。 ”動物3部作”の他の2本も観たいな。 本作観ずして、アルジェントを語るなかれ。すんません、調子こいちゃいました。 アルジェントと言えば、”tengu”さん、"カナボン"さん、どうしちゃったのかな。 お二人の目からウロコ・レビューが楽しみなのに。

  • kkk********

    3.0

    ひゃーぶんぶのぎゃくしゅう

    それは、雷鳴のようなドラムの響きで始まった―! イタリアン・ホラーの帝王ダリオ・アルジェントが まだ「殿堂入り」する前に撮りあげた サスペンス・スリラー。 日本での劇場公開は1973年。 版権だとか何とか、色々とオトナの事情により 以後37年もの間ソフト化も再上映もされず、 長らくマニアの間では 「幻の傑作」と称されていたのだとか。 正直、自分も 「存在はするけど観ることは出来ない」 そういう類いの映画なんだと思っていた。 ほんに、長生きはするもんじゃのうゴフゴフ 誤って殺人を犯してしまった青年に、 「蝿のように」付きまとう怪しい影。 今宵も。悪夢にうなされる青年の首に ナイフを当て、影は囁いた。  殺そうと思えばすぐに殺せるぞ。  が、生かしておいてやる。今のところはな。 やがてその死の匂いに群がるかのように、 周囲の人間が次々と殺されて行く。 一体誰が?そしてその目的は? 雇い入れた探偵(なぜかオネエ系)と共に 真相の究明に乗り出す青年。 有力な手掛かりとして、 被害者が「最期に見た」という画像が その網膜組織から採取される。 果たして、そこに映っていたのは 一列に連なった4匹の蝿であった…! なにはともあれ、観れたこと自体に感謝。 …というとこか(笑) 長らく「幻」の存在であった本作。 なぜに「幻」であったのかと問えば 特に誰かが出し惜しみをしていた訳ではなく、 どっちかっつうとわしら面倒なのイヤじゃけん、 幻のまんまでも別段差し支えないんじゃないの的な、 そこまでして無理に見せなくていいんじゃないの的な、 実際はそんなところだったんじゃないだろか。 鮮烈なデビューを飾った『歓びの毒牙』。 本作の後に放った大傑作『サスペリアpart2』。 (※『紅い深淵』って、ナンヤネン) それらと比べてしまうと、 どうしても数段劣ると言わざるを得ない。 ハッキリ言って、アルジェントを観たことが 無い人にこの映画を見せたとしたら、 どんな反応を示すだろう。 上に挙げた傑作2つには、 アルジェントに初めて触れるヒトでも 問答無用で「さすが。」と言わせる凄味がある。 これには無い。 そもそも表題の「4匹の蝿」。 その意味が判明した時、 十人に八人…いや、もっとかもしれない、 「金返せ。」 そんな反応を示してしまうような気がする。 ただ。 この「なんじゃソラ。」なカラクリを見て 「ああ。やっぱりアルジェントだねぇ…」と まるで物の風流を愛でるように 目を細める粋人(モノズキとも言う)なら、 コレがあってこその『サスペリアpart2』であると 本作の価値を瞬時に認めることと思う。 伏線置き去り。強引なタネ明かし。 どうにも破綻気味なナゾ解きサスペンスに、 観る者を一発でポカンとさせる圧巻のラスト。 そんな、ホントだったらダメダメな諸要素が 決してヘタウマにならずに ある種不思議な昂揚感を生んでしまうのが ダリオ・アルジェントの「天才」たる所以。 わけもなく恐怖を煽りたてる 不安定な画面設計。 相変わらずの音楽の冴え。女優の趣味。 偏執的としか言いようのない刃物への執着。 ここにはアルジェント映画に本来あった魅力が より一層ピュアな形で詰まっている。 コレを観ると、 こないだの『サスペリア・テルザ』が実は 他人の手―アルジェント本人ではなく、 こよなくアルジェントを愛する凡人の手― による作品だったんじゃないか、 そんな思いを改めて感じてしまう。 最新作の『ジャーロ』も もうすぐDVDが出るようだけど。 ぶっちゃけ若干、悩んでしまう。 なんとなく 観たいような。観たくないような。

  • gettoughbetough

    4.0

    アルジェント監督黎明期の佳作

    ずっと観たかったアルジェント監督の黎明期の作品。 今回のDVD化にあたって画質が心配だったのが、普通の視聴に関しては 全く問題なし。 ミュージシャンを付け狙う執拗な影。そして次々と彼の身の回りで起こる 連続殺人、そして、その驚愕の真相・・。 この作品以降のアルジェント作品に比べると殺人描写は超薄味だし、真犯人が 判明した後に沸々と湧き出る、これまでの連続殺人への突っ込み所など ある意味、アルジェントらしい粗さも目立つが、「4匹の蠅」のタイトルが 映画の内容と結び付く瞬間、主人公の心象風景として幾度となく登場する サウジアラビアでの公開処刑、そしてそれがラストシーンに結び付く過程などなど、 「さすが!」と唸らせるシーンも多々。 登場人物の衣装とかさえ気にしなければ、とても40年近くも前の映画とは思えない。 「怖い!」と思わせる映画ではないが「上手い!」と思わせる映画。

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