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ライフ with マイキー (1993)

LIFE WITH MIKEY/GIVE ME A BREAK

監督
ジェームズ・ラパイン
  • みたいムービー 9
  • みたログ 175

3.53 / 評価:19件

90年代映画ファンのツボを押さえたコメディ

  • 一人旅 さん
  • 2016年7月20日 20時35分
  • 閲覧数 419
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ジェームズ・ラパイン監督作。

かつては人気子役だったが現在は子役専門芸能事務所のマネージャーを務めるマイケルが、ある出来事をきっかけに知り合った11歳の少女・アンジーを一流の子役に育て上げるべく奮闘する姿を描いたコメディ。

“芸能サクセスストーリー+ドタバタ+ハートフルドラマ”の90年代の王道的コメディ映画で、主人公のマイケルをこれまた90年代を象徴する存在のマイケル・J・フォックスが演じる。相手役のアンジーを演じるのはクリスティナ・ヴィダルというマイナーな子役女優で、出演作は少ないが存在感は抜群。大人顔負けの冷静な口調で自分の望む通りの方向に話を持っていくテクニックが憎たらしいほどに上手い。そして、歌手のシンディ・ローパーも秘書・ジーナ役でゲスト出演。ストーリーからキャストまですべてが大正義90年代一色のエンタメ作品で、最初から最後まで安心して観られるのが何より嬉しい。

軽いノリの楽しい演出が盛りだくさん。居場所のないアンジーはマイケルの自宅に転がり込み奇妙な共同生活が始まるのだが、マイケルにとっては大迷惑。自分の不潔感をアピールしてアンジーを追い出そうと、腐った牛乳をシリアルにかけて必死に我慢しながら食べる姿に笑った。
また、アンジーがスリの達人という設定もおもしろい。クッキー会社社長との直接オーディションの最中にサラッと財布をスっていたり、アンジーが持ち歩くバッグの中に大量の財布が入っていたりする。正直、子役よりスリで稼いだ方が遥かに効率的なんじゃないかと思うほど、アンジーのスリの腕前は一流。この盗みのテクニックは終盤にも活かされる。
そして、アンジーの先輩子役で事務所の稼ぎ頭・バリーのキャラクターが強烈。憎たらしさ最大級の生意気発言連発で、マイケルを始め周囲の大人たちに偉そうに命令を下す。そんな子役の横暴に対して何も言い返せない大人たちの姿が何だか情けなくて切なくて...。

年齢も性別も立場も違うマイケルとアンジーのユーモアたっぷりのやり取りと、芸能界での生き残りを賭けた熾烈な出世レースが中心に描かれるが、孤独なアンジーと肉親の確執と和解や、過去の栄光にしがみついて生きるマイケルの過去との決別など、ストーリーが進むにつれドタバタコメディからハートフルドラマに様相が変わっていく。これも90年代コメディにおいて良くあるパターンであり、結末もお約束通り明るく前向き。予定調和と言えば予定調和だが、90年代の作品だからそれも許される。

詳細評価

物語
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