男の映画ならやっぱりフィルム・ノワール!
- おとっつぁんアルファ さん
- 2008年12月13日 15時18分
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フィルム・ノワールって、「犯罪映画」とも訳されるけど、やっぱり「暗黒映画」の方がいい。二十年くらい前に、「香港ノワール」なんて流行ったけど、ちょっと湿り気があって、本家フランスの暗黒映画の方がシブい。
これは、そんなフィルム・ノワールの中の、代表的な傑作。ジョゼ・ジョバンニ監督の、ジャン=ポール・ベルモントの、最高傑作と言えるのではないだろうか。
”死神”と綽名される、ギャングの話である。おなじみのギャング同士の闘争の話なのだが、静かで、無駄のない場面展開で、緊張の糸が切れる隙がない。ジョバンニ監督の、一つの到達点と言える。その中で、ほとんど笑わないベルモントが、圧倒的にシブい。
また音楽も印象的。作曲家の名前を失念してしまったが、ストリートオルガンによる旋律は、いつまでも耳に残る。
今年、DVDが復刻したが、瞬く間に品切れになってしまった。買いのがしてしまったので、また出してくれないかしら。
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