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宇宙水爆戦 (1954)

THIS ISLAND EARTH

監督
ジョセフ・M・ニューマン
  • みたいムービー 1
  • みたログ 32

2.67 / 評価:6件

いかにも昔の娯楽SF。

  • pin***** さん
  • 2012年1月15日 6時49分
  • 閲覧数 468
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

『禁断の惑星』と並んで、古典的なSF映画として有名。

期待して見たのですが、肩透かしを食らわされてしまいました。

謎の高度科学技術を持った組織に拉致されたキャル博士。

拉致されるといっても、秘密組織の餌につられるんだから自業自得。

そこで核エネルギー開発、何と鉛をウラニュウムに再生するという技術の開発を求められちゃいます。

うーん、夢の技術のようだけど、核廃棄物の再処理なんてものもあるんだから、あまり役に立たない技術のような気もするなぁ。

で、実はその秘密組織は滅亡しかけた惑星メタルーナの地球出張所。

メタルーナはゼイゴン星との長い戦争で荒廃し、ゼイゴン星の攻撃からメタルーナを守るバリアのために膨大なかっくエネルギーを必要としていたわけなのです。

この設定はともかくとして、ストーリーの必然性のなさに愕然とさせられます。

メタルーナの科学技術力は地球のそれを数段と上回っているにもかかわらず、わざわざ地球人の技術者を拉致してくるところが不思議。

彼らに言わせると、長引く戦争のために多くの技術者が死んでしまったというのですが、それでも、おくれた地球の技術者を呼び込まなきゃいけないとは…。

また、地球人のキャル博士とルース博士をメタルーナまで連れて行くことにも必然性が全くなし。

あえて、面倒を呼び込んだようなものではないですか。

また、前半、核エネルギーの開発を言っていたにもかかわらず、後半急に、メタルーナ星人の地球移住を言いだす脈絡のなさ。

キャル博士じゃなくても観客も「聞いてないよ!」とつっこみを入れたくなる。

しかも、キャル博士の行動はメタルーナとゼイゴンの戦いには何らの関与もせず、メタルーナは簡単に滅んでいきます。

「だから、何のために地球まで出張所を作ってたんだよ。」と言いたくなります。

「そんな暇あったら真剣にゼイゴンと戦えよ。」と。

ここで、SF映画史上、ロボット・ロビーと並んで超有名な昆虫型ミュータントの登場。

この映画を見る人のほとんどが、このミュータント見たさによるものでしょう。

題名も『宇宙水爆戦』だし、核戦争によるミュータントか、と思いきや、何のことはない、メタルーナの使役動物。

残念ながら、こいつの登場にも何の必然性もありません。

ラスト近く、メタルーナを脱出したキャル博士らを襲うという場面もありますが、これも、単なる観客サービスと言うところでしょうか。

だいたいなんで家畜が主人を襲うのかその理由がわかりません。

なんか安っぽいSF漫画の映像化と言う感じがします

そのせいでしょうか、紅一点のルース博士は、不必要に色っぽいのです。

メタルーナの地球秘密基地を脱出する際に水の中に飛び込みますが、水から上がった姿は、まぁ、なんて色っぽい。

あちらのSF映画ってのはやっぱり大人向けなんですね。

ところで、驚かされるのは、我らが『宇宙戦艦ヤマト』との類似性。

ゼイゴン星の遊星を使ったメタルーナ攻撃はそのまんま、ガミラスの地球攻撃とおんなじじゃないですか。

荒廃した地上を捨てて、地下に避難しているって設定もヤマト。

なーんだ、ヤマトの設定って、『宇宙水爆戦』からいただいたのか。

メタルーナがゼイゴンの攻撃の前に滅んでいくのに対して、ヤマトは最後っ屁のように頑張っちゃうという違いはあるけど。

いかがわしさいっぱいの古典SF映画でした。

でも、SF映画史を知る上では、一見の価値はあるでしょうね。

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