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ラスト・カーチェイス (1980)

THE LAST CHASE

監督
マーティン・バーク
  • みたいムービー 5
  • みたログ 10

3.00 / 評価:6件

俄に現実味を帯びてきた世界観

なんとなく風呂に浸かりながら、最近の原油高やら、電気自動車の事を考えていたら随分昔に見たこの映画を思い出しました。子供の頃一度、テレビで見ただけなので断片的な記憶だけなのですが、世界観だけは強烈に印象に残っています。

■あらすじ

あらすじはヤフー映画の解説にある通りなので割愛しますが非常にシンプル。

■俄に現実味を帯びてきた世界観

この映画の舞台は近未来のアメリカ。石油が枯渇し疫病が蔓延する世界。
ガゾリン車は一切禁止され、一般国民は全て電車移動のみと言う世界。
映画自体は低予算でB級感は否めませんが、今思うとなかなか未来を見通した映画だったかも知れません。
完全に管理統制された社会や、エネルギーの枯渇という設定面では「1984」と「ブレード・ランナー」を足して割ったような未来観。バート・レイノルズよろしく大陸を暴走しながら単独で横断するというカーアクション(て言うほどでもないけど)や、28年前にも関わらず、ネットワーク・ハッキングなど当時は聞き慣れない設定も盛り込まれていてなかなか斬新な映画でした。

冒頭のシーンも、悲しげにしょぼくれた表情の主人公が電車で駅に到着するシーンから始まります。
ガゾリン車を持っていることは、とんでもない重罪で管理社会に反発することも許されない。
極端な管理社会は当面大丈夫だとしても、ガソリン車を持っていること自体への"罪"と"蔑視"はあり得ると思う。

今、日本の政府は太陽光パネルの一般家庭への普及や電気自動車の開発普及を足早に進めていますが、10年もしたら屋根に太陽光パネルのない家は冷たい視線を浴び、ガゾリン車お断りの駐車場など出てくるかも知れませんね。

もし温暖化やオゾンホールが誰かの陰謀だとしたら、自由だと思っているこの社会は「トゥルーマン・ショー」の様に知らないのは自分だけで、既に完全に管理された社会なのかも知れません。それに気づいたとき私もこの映画の主人公と同じように自由への冒険に旅立つかも?
などとこの「ラスト・カーチェイス」を思い出しながら風呂場で妄想を膨らませてしまいました。

もしかしたら隠れた名作の1つかも知れません。DVDが発売されたらもう一度現代の視点で観てみたいと思う映画です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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