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らせん階段 (1945)

THE SPIRAL STAIRCASE

監督
ロバート・シオドマク
  • みたいムービー 10
  • みたログ 24

3.91 / 評価:11件

らせん?怪談?

  • osugitosi さん
  • 2011年1月30日 2時24分
  • 閲覧数 749
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

前回レビューの「幻の女」に続き、
1940年代のサスペンスものレビューです。
監督も同じロバート・シオドマークという人で
この時期、ミステリー小説の映画化をいろいろ
手がけていたようです。
へミングウエイ原作の「殺人者」(1946年)も撮っております。
私らの世代としては、ドン・シーゲル監督版の「殺人者たち」
(1964年のリー・マービン主演)をTV洋画劇場で見ておりますが、
シオドマーク監督版は、バート・ランカスター主演とのこと。
私は見たことありません。
が、このコンビの作品としては「真紅の盗賊」(1952年)があり、
これはよくTV放送されてたので、馴染み深いです。

前置きはこれくらいにして、
この「らせん階段」こそ、この監督の代表作と言われてます。
モノクロの陰影が雰囲気出してます。

ストーリーはこちらの作品トップに書いてある通りです。
1910年頃のニューイングランドが舞台で、
最初に活動写真がホテルの広間で上映されてるシーン、
映写機は手廻しです。
それを口の訊けないヒロインが見物してます。
そのホテルの上階の1室にて
足の不自由な娘が殺されるのです。
そのシーン殺しは直接見せません。
犯人の眼のどアップと殺されてる娘の両手のみ写します。
この時代の表現として、規制もあったのかもしれませんが、
逆に不気味さを感じます。

この近辺では、同じような身体障害の娘が続けて
殺害される事件が起こってたのです。
ヒロインも狙われるかもしれない、
という感じがしてきます。
彼女が奉公してる邸宅は町から離れてます。
邸宅まで、彼女に好意を持ってる医師に
馬車で送ってもらうが、途中からは
別れ別れで、彼女は一人歩いて帰ります。

この一人歩きのシーンがいいんです。
殺人鬼が彼女を追ってきてるような雰囲気もあります。
特に、彼女が棒切れを持って、邸の鉄柵をガランガランと
たたきながら歩く場面は印象的です。
このヒロイン口は訊けないが、音を出すことで
恐くないわと、自己主張をしてる感じが出てます。

このヒロイン役のドロシー・マクガイアは
美人という訳ではないが、清楚でしっかりしていて
感受性が豊かなヒロインを上手く演じてます。

というわけで、お話は邸に移ってからが本番です。
嵐が来てるのに窓が開いていて、
何者かが邸には入ってきてるのか?
ヒロインを狙う殺人鬼なのか?
という展開ですが、後は言えません。

ヒロインは、子供の頃、火事で親が目の前で
亡くなり、そのショックで喋れなくなったという設定ですが、
こういう設定って一時期日本のテレビドラマでも
よくあるパターンでした。
山口百恵の赤いシリーズなんかにもあった様な気がします。
まぁこの作品が元祖でしょうか・・・

で、さらにこの「らせん階段」は1974年にリメークされてます。
私はそちらは観る機会がありませんでしたが、
当時の映画雑誌に載ってたので、こちらの方が
先に知ってました。私と同世代の方は
このリメーク版の方が馴染みで、見てる方も居られるでしょう。
ヒロインはジャクリーヌ・ビセットが演じてましたね。
彼女だと美人だし、オリジナル版ヒロインとは
雰囲気が違いますね。
是非そちらも観てみたいです。

詳細評価

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