ラ・ピラート

LA PIRATE

88
ラ・ピラート
3.4

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(3件)

悲しい14.3%セクシー14.3%勇敢14.3%不思議14.3%ロマンチック14.3%

  • coc********

    4.0

    脆さと狡猾さ

    アルマを演じるジェーン・バーキンの、少し中性的な美しさや、見た目は強そうな雰囲気なのに弱いギャップなど、彼女から目が離せなくなるような映画です。そして、男性監督の映画とは思えないくらい、とても繊細に描き出される彼女の内面の脆さや狡さも、観ていて唸ってしまいます。 レズビアンとして生きるより、男性と結婚して普通に社会に認められる生き方を選ぶアルマ。その割にはキャロルに連絡を取った挙げ句に、「昔の生活には戻れない」「もう抱きしめ合ったりできない」とブラウスの胸元をわざわざ開けてから彼女に告げたりします。 挑発したいのか、あわよくばキャロルの愛も夫の愛も自分の手中に納めておきたいのか。かなり混乱した行動をとるアルマは、キャロルに「愛してる」と詩的に色々な告白をするのですが、キャロルは結局彼女が同性愛というその状況の壁を乗り越えて心を解放する事はないだろうと見て取ります。 同性愛をテーマに描いているだけ合って、もつれ合った感情の描かれ方に緊張感があり、二人の女性が感情的、肉体的に絡み合うシーンは緊迫感を孕んだ美しさがあります。肉体的に裸になるだけでなくて、感情的にも裸になっているかのようなジェーン・バーキンがとても強く印象に残る映画です。

  • のんちゃん

    5.0

    狂気の愛

    愛の形。それは人間の内面をえぐり出す宇宙の様に広く、そして激しく、残酷だ。愛は美であり、二人の重なり合う裸体は芸術そのものだ。男はただの添え物。 愛を理解出来ない男は、道化でしかなかった。子供は天使の分身。死こそ最美しい愛の姿。その天使が引き金を引いた時、二人の愛は永遠になった。狂気の愛とは、魂だけが知っている。形ある物には理解出来ない世界なのだ。

  • ********

    4.0

    同性愛か近親相姦か

    ところどころ、ジェーン・バーキンの神々しいまでの美しさ。それもそのはず、この映画では、彼女の役割はまさにキリスト。同性愛としての女性への愛と異性愛としての夫への愛を選べない彼女は、両方のために死を選ぶ。人類のための犠牲=受難。引きがねを引く男性的な少女は神ということになるのだろう。 それにしても、夫を持つ身でありながら同性愛を捨てきれないことを悩むということのうちには、あきらかなジェンダー編成が見て取れる。異性愛=自然、同性愛=不自然。だから、同性愛の強さは強調されるけれど(濃密なからみシーン)、夫への愛の強さは語られない。 実際問題としては夫役はバーキンの兄だから、からみシーンが撮れないということもあるかも。それを考慮に入れると、二人とも殺されちゃうのは、バーキン兄妹の近親相姦を許さない映画、ということになるのかもしれない。果たしてこの映画が恐れているのは、同性愛か、それとも近親相姦か?

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ラ・ピラート

原題
LA PIRATE

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日
-

ジャンル