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ラ・ピラート (1984)

LA PIRATE

監督
ジャック・ドワイヨン
  • みたいムービー 9
  • みたログ 30

4.14 / 評価:7件

脆さと狡猾さ

  • uhuru さん
  • 2011年12月5日 18時29分
  • 閲覧数 539
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

アルマを演じるジェーン・バーキンの、少し中性的な美しさや、見た目は強そうな雰囲気なのに弱いギャップなど、彼女から目が離せなくなるような映画です。そして、男性監督の映画とは思えないくらい、とても繊細に描き出される彼女の内面の脆さや狡さも、観ていて唸ってしまいます。

レズビアンとして生きるより、男性と結婚して普通に社会に認められる生き方を選ぶアルマ。その割にはキャロルに連絡を取った挙げ句に、「昔の生活には戻れない」「もう抱きしめ合ったりできない」とブラウスの胸元をわざわざ開けてから彼女に告げたりします。

挑発したいのか、あわよくばキャロルの愛も夫の愛も自分の手中に納めておきたいのか。かなり混乱した行動をとるアルマは、キャロルに「愛してる」と詩的に色々な告白をするのですが、キャロルは結局彼女が同性愛というその状況の壁を乗り越えて心を解放する事はないだろうと見て取ります。

同性愛をテーマに描いているだけ合って、もつれ合った感情の描かれ方に緊張感があり、二人の女性が感情的、肉体的に絡み合うシーンは緊迫感を孕んだ美しさがあります。肉体的に裸になるだけでなくて、感情的にも裸になっているかのようなジェーン・バーキンがとても強く印象に残る映画です。

詳細評価

物語
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