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ラ・ブーム

ラ・ブーム

LA BOUM

111

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4.0

懐かしい『愛のファンタジー』

80年代に一世を風靡したソフィー・マルソー主演作品だが、只のアイドル映画ではなく、なかなかの面白さに得した気分である。 懐かしいテーマ曲とともに、パリの風景をカメラがパノラマ的に移動するオープニングから好調。 マルソー演じる主人公ヴィックは、ブームと呼ばれるパーティーで、恋人を見つける事に夢中の13歳の少女。 父親は歯科医、母親はイラストレーター。ともに忙しいうえに浮気相手までいて、ヴィックをかまってあげられず、家族はギクシャクする。 ヴィックの相談相手は専らプペットおばあちゃん。このおばあちゃんを演じるドニーズ・グレイがとてもいい味を出している。この映画の影の立役者と言いたいくらいである。 母親が父親の浮気相手が勤める店で大暴れするが、プペットおばあちゃんが止めるでもなく一緒になって照明をぶち壊すシーンなど愉快痛快。 クロード・ピノトー監督は所々こういったユーモラスな演出を交え、マルソーらの魅力を引き出す事に成功、爽やかな青春映画に仕上げたと言っていい。 全編流れる主題歌『愛のファンタジー』は当時やたらにテレビで流れていたのを思い出す。本当に懐かしいメロディである。 少女の「レッドフォードみたいで素敵」というようなセリフに時代を感じる。 母親役のブリジット・フォッセーはあの有名な『禁じられた遊び』でポーレット少女を演じた子役出身の女優。

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