リスボン特急

UN FLIC/DIRTY MONEY

100
リスボン特急
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(17件)

かっこいい20.0%切ない20.0%セクシー11.1%悲しい6.7%勇敢6.7%

  • bar********

    5.0

    リスボン特急

    リスボン特急。メルヴィル監督最後の作品。 メルヴィル信者(といっても知識はないですが)な私としてはちょっと甘めに★5にさせていただきました。 見た感じとしては、ちょっと雑さのあるシナリオかなという感想を抱きました。アラン・ドロンとリチャード・クレンナの2人が主人公なのですが、2人の接点が実はほとんど見当たらないというか……2人が友人であることが分かるシーンはあるのですが、いったいどれほどの親友なのか、いったいどういう間柄なのか、なぜ刑事とギャングという立場にいるのか、それが分からないままなんですね。 またこの映画のクライマックスはおそらくクレンナが麻薬を横取りするリスボン特急のシーンなのですが、このシーンが作品全体に位置づけられるとき、いったいどういう意味を持つのか分からないんですね。 最初に銀行強盗をして、それを手がかりにドロンがクレンナたちを追っていくという形式なら分かりやすいんですが、シナリオ全体から見て、あの麻薬強奪にいったいどんな意味があったのかというと、ちょっと分かりにくいんですね。 ただメルヴィルらしい、男の沈黙の生き様をまた見せてくれます。メルヴィルは声に出して語らないから好きです。役者にバッグボーンを背負わせて、奥深い文脈の中で自然に演技をさせていきます。表情を見れば、それがどういった意味を持つのかなんとなくですが分かります。 カトリーヌ・ドヌーヴは三角関係の渦中にいるわけですが、アメリカの映画みたいにべらべら喋ったりはしません。喋りたいことはたくさんあるはずなのに……それを語らないだけの矜恃。美味です。 そしてラストシーン。全てが重なります。ドロンはクレンナに銃を向けるのですが、どういう気持ちで銃を向けていたのか考えると感慨深いですね。クレンナは銃を出す素振りをするのですが、銃は持っていませんでした。これは『サムライ』のエンディングと似ています。丸腰にある死という意味……考えていけば考えていくほど美しい響きが秘められています。 ただやっぱりクレンナとドロンとドヌーヴの関係性が非常に分かりにくいので、一度見ただけでその味わいに到達できるかというと微妙です。後から色々解説などを見て、「ああそうか、あのシーンの意味はこうだったのか!」と分かると、深い味わいにたどり着けます。 他のメルヴィルフィルムと比べるとちょっと下がるかもしれませんが、それでも十分名作の範囲に入ると思います。ぜひ視聴してみてください。

  • sec********

    2.0

    安いスパイ大作戦。サバビヤン!

    悪役の主人公が多い中で初めて、 警察署長役になったアランドロンの貴重な作品。 見たい方は、どこのレンタルに無いので 買って下さい。 でもまあ、画像がフランスを舞台にしてますから、美的には、悪く無いかと、思いますが 内容は、普通の刑事ドラマです。 古いので、BGMは殆どなし、特撮がショボい、 サンダーバードよりひどい子供でも分かるオモチャを使って、後で本物のヘリも使ってる。 わざわざ模型を使い作品の質を落とす必要は無い。 しかも、下手なスパイ大作戦って感じ、 前半の丁寧なシナリオで流れからすると展開を期待させますが、後半になればなるほど簡単になり、 最後は呆気ないサラッとした終わり方でした。 サラッと、サバビヤン。

  • rec********

    3.0

    静謐さこそが・・・

    静謐さこそメルヴィルの個性。だからヘリから列車に移り込むアクロバティックなさまもメルヴィルにかかれば静謐になる。ワイラーの『おしゃれ泥棒』と同じく扉の向こう側から計測だけを頼りに磁石で解錠する神業も静謐だしイーストウッドの『グラントリノ』同様に丸腰で銃を出す素振りで銃弾に倒れるさまもやはりこの上なく静謐である。日本人でこの静謐さが許された作家は村川透以後残念ながらまだ現れていない。

  • 一人旅

    4.0

    アラン・ドロン×カトリーヌ・ドヌーヴ

    ジャン=ピエール・メルヴィル監督作。 大胆な犯行を繰り返す強盗団と彼らを執念で追い詰めていく敏腕刑事の姿を描く。 作品の大半が静寂に支配されていてBGMはほとんど使われないし、警察・強盗団双方でなされる会話も極端に少ない。主要な登場人物の過去や関係性も劇中明示されないので、水面下で巻き起こる警察と強盗団の知られざる攻防・頭脳戦に一層のリアリティが感じられるのだ。 主人公のコールマン刑事に扮したアラン・ドロンが強烈に男前で、煙草を咥えながらピアノを軽く演奏するその前方からカトリーヌ・ドヌーヴが控え目にスッと姿を現すシーンが文字通り“まるで映画のような世界”を体現していて、卑怯に感じるくらい絵になっていた。 写実主義に徹した犯罪映画だったが、肝心のアクションでミニチュアの列車とヘリが使用されたことに若干拍子抜けしてしまった。フランス映画だし予算的に限界だったのかもしれない。

  • kak********

    3.0

    アラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーヴ共演

    フィルム・ノワールの名匠ジャン=ピエール・メルヴィル 監督の遺作となった作品。 主演は「シシリアン」や「スコルピオ」のアラン・ドロン。 共演は「ランボー」シリーズでシルヴェスター・スタローン と共演し元上官トラウトマンズ大佐役を好演のリチャード・ クレンナ。 そして「シェルブールの雨傘」や「昼顔」のカトリーヌ・ ドヌーヴと来れば面白くない筈はない。 物語はパリ郊外の銀行強盗から、走る列車内でのアクション、 そして二人の男に愛される女などが絡み合い、見所が続く。 全体的に台詞が少ない分映像が物語る仕組みなのだが、 アラン・ドロンの警察署長役は格好良すぎだし、カトリーヌ・ ドヌーヴの情婦役は美しすぎて場違いな感じがする。 しかし、全体に流れる暗いムードは正にノワールの世界で 理屈ではなく感覚で観る映画かもしれない。 結末は物悲しさが漂い、勝者のいない試合を観るような気持に なるが、アラン・ドロンの映画では珍しくない。 この映画は、監督がフィルム・ノワール調にまとめ、アラン・ ドロンが哀愁を秘めた役で魅せ、カトリーヌ・ドヌーヴが 完成された美を披露と、それぞれの持ち味を発揮しながら 見事に調和された作品に仕上がっている。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
リスボン特急

原題
UN FLIC/DIRTY MONEY

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日
-

ジャンル