パート・オブ・ユア・ワールド。
- a1p1p2l5e さん
- 2010年6月6日 3時25分
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- 総合評価
ロン・クレメンツとジョン・マスカーの傑作だと思っています。
「だけど、足りない、何か」と思う人魚姫、アリエルの恋愛と成長と結婚まで。父親トリトンが認めるまでの話です。
アリエルは人魚姫。恋した相手は人間の王子様。
全くどうでもいい話。でもこの作品のアリエルの歌声だけに憧れた世代は多いと思うのです。
「陸にあるもの全て手に入れた」と歌いながら、人間の世界で生きたいと願う人魚。
でも彼女は足がない。だからその素晴らしい「声」と引き換えに、アースラから「足」をもらう。
人魚から人間になれたかのようだったのに、彼女の一番の魅力である「歌声」が消える。
だから、王子様は彼女が「あの歌声」の持ち主だと気付かない。
目の前には「あの歌声の彼女」がいるのに。
ダミ声とその体系で海の世界に生きるアースラ。それぞれに魅力があるのに、みんな「ないモノ」をどうしても手に入れたい。
素晴らしい。
歌えないアリエルの代わりに、セバスチャンが歌うのは「キス・ザ・ガール」。
セバスチャンはいつだってアリエルを心配し、応援する優しい赤い蟹。
そして、最後まで「今あるモノ」に留まり、自分の仕事を全うしたのが、セバスチャンだった。
諭す時も歌って、応援する時も歌ってくれる働き者。最後にトリトンを説得したのも、セバスチャンたち。
アリエルはそれを理解してたかな。みんながいたから、「見上げてたもの」になれたことを。
今観ても、ロン・クレメンツ とジョン・マスカーの魅力には涙しますね。音楽星8です。
ディズニーシーの「マーメイドラグーン」のレストランって、シーフードピザ売ってるんですよ。
絶対わざとで笑えます。
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