美しき諍い女(いさかいめ)

THE BEAUTIFUL TROUBLEMAKER/LA BELLE NOISEUSE

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美しき諍い女(いさかいめ)
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(26件)

セクシー28.9%知的18.4%不思議13.2%ロマンチック10.5%かっこいい5.3%

  • kaz********

    4.0

    ネタバレ「美しき諍い女」の絵を見たかった。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • oir********

    5.0

    三方良しならぬ「三方緊張」のしんどい映画

    これは視聴に並々ならぬ緊張感と忍耐力を要求される超級ロング映画。 監督はもちろん俳優陣、特にモデル役の女優もまた相当の緊張感を強いられたと推察される。 最初に見たのが20年近く前。当時の記憶は殆ど残っていないが「何か」が深く刻み込まれていた。今回ギャオ無料にそのタイトルを見つけオオッ・・という軽い感嘆が呼び覚まされ再視聴。 スタートしてタイムカウンターを見たら驚愕の4時間!! それも忘れていたわけだ笑 あらすじは創作意欲が枯渇しつつあった有名老画家が、画商が連れてきた若い女性に創作意欲を掻き立てられ、未完のまま放置していた「美しき諍い女」を画き始めるというもの。 それと並行して画家の絵の元モデルでもあった妻、新しいモデル女性の恋人男子、その妹、計算高い画商らが織りなす「愛と嫉妬の諍い」が繰り広げられる。 本筋の絵画製作場面は油絵経験者であれば本物の描画過程であることが理解でき、モデルへの厳しいポーズ要求などにこちらもつられて緊張感がみなぎってくる。 本作の大きな魅力の一つにモデル女性の可愛さ綺麗さに加え肉体美の見事さも挙げられる。変な例えだけど丸々太ったサバのような厚みが素晴らしく、これなら絵描きであれば誰であれ絵にしたくなるという説得力に満ちていた。(ヌードの件さえ忘れていたことに呆れ返る・・) しかし、せっかく完成した「美しき諍い女」は・・とネタバレはやめておきますが、そのもやもや感こそ「深く刻み込まれた何か」の一つだったわけだけれど、それが原作に準拠したものかどうかは分からないにしても、映画の演出的にはそれでよかったのかもしれないなと理解は可能。もし下手な絵を見せたら全てがおじゃんになってしまうので。 各登場人物たちの「愛と嫉妬の諍い」に関しては、それも見所なので見てのお楽しみとだけ述べておきます。 ロケ地南フランス(?)の素晴らしいとしか言えない雰囲気が映画全体を包摂していて、それが実は一番ポジティブな印象として心に残っていたのだと気付きましたよ。 今回は1.5倍速で見ましたが、お急ぎでなければ普通速でじっくり4j時間見てみるといいかもしれません。 4.6の五つ星

  • lad********

    1.0

    ネタバレ3時間57分

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • とみいじょん

    3.0

    創造の時。自己との、魂との対峙

    途中で休憩をはさむ映画はインドだけではなかったんだ。 自分の求めるものは何なのか? 否、それは”私”が求めているのか? それとも、何か大いなる力に描かさせられているのか? 歴史を越えて、人の心を揺さぶる芸術について、よく作り手が語る言葉。 そんな瞬間・過程をひたすら紡いだ映画。 画家とモデルがアトリエで対峙する。そこにその妻やその恋人の思惑が絡む。  それだけの筋で、4時間。 キャンパスに色を塗りこめる。それだけなのに、なんともいえない緊張がはらむ。 そんなシーンが繰り返される。  それだけで、4時間。 なのに、なぜか目が離せなくなってくる驚嘆すべき映画。 音楽もほとんど自然音。 鄙びた?自然あふれる村に立つ城。 その納屋を改築したアトリエ。ホテルの部屋。 そんな閉塞的な空間と、突き抜けるような空と森、朴訥とした村の佇まい。 その中で巻き起こる登場人物の心の揺れ動き。 それは、たんなる気分ではなくて、生き方にもぐいぐい迫ってくる。 そんな凝縮された部分と、解放感のバランス・間も見事。  最後に画家の取った行動は、傲慢なのか、称賛を捨てて、モデルや周りの人を守った人間性なのか。  妻が書き足した十字架。それは誰のためなのか?自分の?夫の?マリアンヌの?  そして、封印された”もの”を心に秘めたマリアンヌの変化。児童文学『クローディアの秘密』にも通じるテーマ。   何かを産み出すときの、逡巡と、緊張・高揚を知る人には、その感覚を思い出させてくれる。  内側から溢れ/滾る何か。時に、永遠の時・飛翔・拡がり。と、同時にコントロールを失いかねない危うさ。恐れおののきつつも止まらない”何か”。  その創造性に、最初は利用されるだけの存在でありつつも、しだいにインスパイアしていくモデル。そのオーラがすでに芸術…。  二人の一体感。昇華…。 その傍にいる人々。置いて行かれるやるせなさ。 そして、完成させてしまった時の満足・後悔・空虚…。 芸術論であり、地味なのに濃厚な人間ドラマ。 とはいえ、この長さ。再鑑賞には覚悟がいるし、誰にでもお勧めできる作品ではない。 受け身で鑑賞する人にとっては眠いであろうから駄作となり、 好みがあう人にとっては傑作となる。 P.S.:作品情報で知ったが、 ヒロイン(モデル)は、『ミッションインポッシブル』の初代ヒロイン・クレアを演じた方なのね。 そして画家は、ドヌーブさんの『昼顔』のあの方。

  • 一人旅

    4.0

    芸術家の秘匿性と孤独

    第44回カンヌ国際映画祭グランプリ。 ジャック・リヴェット監督作。 裸婦像の制作に取り組む画家とそのモデルとなった女の関係を描いたドラマ。 『セリーヌとジュリーは舟でゆく』(74)、『北の橋』(81)のヌーヴェルヴァーグを代表する映画作家:ジャック・リヴェットがバルザックの短編「知られざる傑作」に着想を得て制作した上映時間4時間の大作ドラマで、未完の絵画を巡る男女の心理葛藤劇をじっくりと見せていきます。 屋敷で不仲な妻と暮らす高名な画家が、自分を敬愛する青年の恋人である若い女性をモデルに指名し、過去に一度制作を断念していた未完の絵画「美しき諍い女(いさかいめ)」を完成させるべく再び筆を手に取る姿を描いたもの。静謐な映像がひたすら続く作品ですが、画家とモデルが織りなす緊迫した心理葛藤劇に4時間という長尺を感じさせない作風となっています。 端的に言えば、画家とモデルの閉塞的な芸術追求の過程を描いたもの。画家と女性が二人きりでアトリエに閉じこもって、画家の要求に応じて様々なポーズを決める女性を画家は延々とキャンバスに描いていきます。画家と女性は、要求する者とされる者ですが、日が経つにつれ両者の主従関係に微妙な変化が訪れていきます。二人の間に流れる、静謐な映像とは対照的な緊迫した心理的せめぎ合いに見入る作品となっています。 目には見えないものを絵画として具現化する画家の苦悩、一日でモデルを辞めるはずが次第にのめり込んでいく女性の心境変化、アトリエに閉じこもりっぱなしの女性に疑惑の目を向ける恋人の青年、自分をモデルにした絵を消されたことに憎悪を抱く画家の妻―と、アトリエで続く画家と女性の共同作業が周囲の人間の心理にも少しずつ影響を与えていく様子が映し出されます。 画家が本当に描きたいものを素直に描くと、周りの人間との関係が破綻しかねない(絵画は人の見たくない、見せたくない部分を容赦なく曝け出す)。他者との関係を平穏に保つためには、時には“偽物の(真に描きたいものではない)絵画”でその場を上手く取り繕う必要すらあります。本作は、他者との関係を無視できないがゆえに秘匿性を堅持しなければならない芸術家の孤独と葛藤に向き合った心理ドラマであります。 主演は名優:ミシェル・ピッコリですが、キャンバスに筆を走らせるシーンは実際の画家が代行しています。そして相手役:エマニュエル・ベアール(撮影時26歳)の覚悟の熱演に拍手喝采で、フルヌード&多彩なポージングを惜しげもなく披露しています。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

カンヌ国際映画祭第44回

グランプリ

LA批評家協会賞第17回

外国映画賞

基本情報


タイトル
美しき諍い女(いさかいめ)

原題
THE BEAUTIFUL TROUBLEMAKER/LA BELLE NOISEUSE

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日
-

ジャンル