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ルーム・サービス (1938)

ROOM SERVICE

監督
ウィリアム・A・サイター
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3.40 / 評価:5件

自分たちの金も考える

  • 文字読み さん
  • 2009年9月12日 22時48分
  • 閲覧数 389
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

1938年。マルクス兄弟。舞台を控えた演出家や監督など裏方たち(マルクス兄弟)が資金難から宿泊しているホテルを追い出される危機に。運よく出資者が現れるが、ホテル側は追い出しをやめない。いかに舞台の幕を開くのか、、、という話。他人の金と恋の問題に首をつっこむいつものマルクス兄弟ではなく、自分たちの金の問題に頭を悩ませ、チコもハーポもほとんど楽器を扱わない、異例の映画。

とはいえ、小切手を裏書して信用を先送りし、支払いに直面するまでの日数を稼いでその間に舞台をやってしまおうというアイデア(つまり借金の前借で芝居をしてしまう)は、やはり「金」に敏感な、としかいいようがない。決算の時を先送りするのが資本主義の宿命だからです(先送りできなくなると恐慌になる)。食事シーンでずっと同じことを繰り返すハーポのしぐさには「無限の反復」という資本主義の形式がよく現れています。

一方では、決算の引き延ばしに賢明になるのが舞台の裏方たちであり、彼らはそのために芝居をしています(死んだふり)。そして最後にはきちんと本当の舞台の内容と重なっていく。立派なバックステージ物。この時点で早くもナチスドイツをからかった描写も多いです。それほどドタバタしなくてもおもしろい映画。

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