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美しき冒険旅行 (1971)

WALKABOUT

監督
ニコラス・ローグ
  • みたいムービー 25
  • みたログ 89

4.00 / 評価:38件

オーストラリアの自然と少女の美脚だけを見る映画

  • ibukulo- さん
  • 2014年7月18日 1時44分
  • 閲覧数 1842
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

新橋文化劇場で2014年7月16日に観賞。閉館まであと7週。

とにかく、監督はオーストラリアの大自然がどういうものかを見せたかったんだろうね。
それに少女の美しい脚をからめることで、大自然の映像をさらに引き立たせるという手法を使ってるって感じ。


しかし、なんかすごーく妙な出だしだった。
冒頭の20分はまったく理解不能で、観客おいてけぼり感が半端ない。

都会の街中の風景、女子高らしい学校の変わった授業風景、大自然の風景などがランダムに映り、ポコポコした音の不思議なBGMがずっと流れている。
そこで場面がその街中のマンションに変わる。
そこには中年の夫婦らしき男女がいて、小太りの男の方はベランダに出て1階を見下ろす。その1階にはプールがあり小さな男の子と女性が遊んでいるが、遠すぎて女性の年齢はわからない。


すると、突然場面が荒野のど真ん中に停まっているワーゲンのビートルになり、その中には先ほどの男と中学生か高校生ぐらいの少女(後で調べたら撮影時16歳だった)、その弟と思われる小学校低学年ぐらいの歳の離れた少年がいる。どうやら、この子達が先ほどプールで遊んでた子たちで、男はこの子たちの父親らしい。

燃料メーターが映ったら、ほとんどガス欠状態なのに、男は車をスタートさせ案の定ガス欠で停止。
そしたら、弟は外に出て遊び始め、男が「食事にしよう」と言い、少女が外に出てピクニック風にシートを敷いて食べ物を広げ始める。男は車の運転席に座ったまま、なにやら書類を見ている。
「準備できたわよー」と少女が叫ぶと、男が降りてきて突然自分の息子である少年に向かって発砲し、少年と男の間にあった岩に当たる。
撃たれた少年は遊びだと解釈したのか面白がって走り回る。しかし、状況を察知した姉の少女が弟を岩の陰に入るように言い二人して男から見えないように中腰で遠ざかっていく。
男は、さらに数発発砲した後、突然、車ごと焼身自殺をする。


ここで、自分の前方にいた観客のオジサン二人が席を立って出て行った。
・・・こんな訳の判らない展開じゃ当たり前だよね(_´Д`)
特に、新橋文化劇場に来てるオジサンなんて、娯楽作品を期待して来てると思うから、こんな訳のわからないものを見せられたら退散するよね。


ところがここからが本題で、この姉弟がおうちに帰るためにひたすら荒野をさまよい、途中で出会った原住民の少年と三人で一緒に旅を続けるというお話だった。
少年と出会うまでは姉弟二人でひたすら歩き回っていて、そこにちょこちょこ別カットでこの荒野に住む生き物が映る。少女は短めのスカートを履いてて、しかもかなりの美脚なんで、ここまではただもうこの少女の美脚だけが印象に残る。
少年と出会った後に全裸で川で泳ぐシーンも出てくるんだけど、その前の歩いてるときの美脚の方が印象に残る。


最後は、無事に都会に戻って数年が経ち、大人の女性になった少女が、ダンナと思われる男から抱きしめられつつ、この冒険旅行を懐かしむってシーンで終わるんだけど、これまた唐突感が半端ない。
だって、その前に数秒間都会の風景が映っただけで、少女が都会での生活に疲れてるっていう描写も、夫婦生活が不満かって描写もまるでない上、最後は大人になった弟のナレーションと思われる声で終わるんだけど、その弟は画面に全く出てこないんだもの。

しかし、知らなかったオーストラリアのことが色々とわかって非常に興味深い映画だったよ。
特に、オーストラリアの原住民が、1970年頃でもラジオの音にびっくりするような原始的な生活を送っているってのはかなり驚いた。

原住民は皆、女性も腰に布切れ巻きつけただけのほぼ全裸。
それで、槍とブーメランで荒野で狩をして暮らすという完全な狩猟民族。
おもしろいのは、原住民たちは荒野でもなんの問題もなく生活できてるのに、都会人である姉弟は危うく死にかかったという点。
文明に毒されると、人間は生存能力が著しく低下するってのがよくわかる。

カンガルーを投げ槍でしとめて焼いて食べるってのも、かなり新鮮な映像だった。
まあ、確かに日本の居酒屋でもカンガルー肉を出してるところはあるし、自分もおいしく食べたんでなんら不思議ではないんだけどね。
ちなみに、この映画が撮影されたのは1960年代末なので、当然CGなんか一切なく、出てくる動物はすべて実写。だから余計に迫力がある。

あと、原住民の少年の求愛ダンス。これも興味深かった・・・・少女には伝わらなかったけど(笑)

あ、少女と原住民の少年のラブロマンスなんてあおりがこの映画の解説に書いてあったりするけど、そんなシーンなんてないからねー。そこを期待して見ても無駄だよー。


というわけで、この映画の見所は、オーストラリアの大自然とその原住民の生活風景。そして、少女の美脚ね。
それだけだけど、その部分がすごーく印象に残る映画だったよ。

詳細評価

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