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ルシアンの青春 (1973)

LACOMBE LUCIEN

監督
ルイ・マル
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3.82 / 評価:49件

独裁と抵抗(15)レジスタンス映画の勧め

最近レジスタンス映画を好むが、『ボンヴォヤージュ』『シャーロットグレイ』『ブラックブック』『激動ヨーロッパ戦線』(★)など、2000年代の、ヒューマニズム基調で、派手ではないが多少明るい作品だ。これは、第3期レジスタンス映画と呼ぶべきものだろう。
  (★=それぞれ、私のレビューを見てください)

これに対して、第1期、つまり第2次大戦直後にレジスタンス運動の勇気と勝利を賛美する『鉄路の戦い』などに憧れたのは、私よりも上の世代(1960年前後の大学生)です。

この1973年製作の『ルシアンの青春』は、第2期という位置づけになるだろうか。つまり、フランス人にもナチスドイツの占領軍に協力する者がいたり、悔い改めても悲惨な最期が待っていたり、という重い内容だ。戦争中の実情は、そんなものだったのだろう。鑑賞すればきっと考えさせられるところがあると思う。戦争の非条理で悲惨な、どうしようもない現実を描いた、日本の良質の戦争映画に似ている。

第1期の映画は、伝説的な名画も含んでいるが、なんとなく政治的で、筋が見えている感じで、今のところ未鑑賞だ。第3期は、たとえば『シャーロットグレイ』への英語圏のレビューで、歴史の現実はこんなに甘くなかったという批判を読んだことがある。そんな「甘口」のレジスタンス映画を私は見ているわけですが、――そうした映画が海外で評価されているのですが――それでも当時の心ある人々の考えと行動が少しは伝わってきて、今はやりの言葉を転用すると「元気をいただけます」。

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