ここから本文です

ルシアンの青春 (1973)

LACOMBE LUCIEN

監督
ルイ・マル
  • みたいムービー 13
  • みたログ 134

3.82 / 評価:49件

無知と愚かさと権力、そして戦争。

  • スーザン さん
  • 2013年1月2日 17時04分
  • 閲覧数 736
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

第二次世界大戦中、ドイツ占領下のフランスの田舎町。
17歳のルシアンは無邪気を通り過ぎて無知、と観客には写る。

彼にとってはレジスタンスであろうが、ゲシュタポであろうが関係なかった。
銃を持ち、特権を持ち、刹那に生きる。
愚か者の青春である。
しかし、それはまた戦争という悲劇が生んだ悲劇でもある。
大きな流れに逆らうことなく身を任せ、流されるままに行動し、そして結果、それはとんでもない間違いだったと後に気づく・・・というのは歴史上、特に戦時下においては多々ある。

観客が一切感情移入できない主人公ルシアン。
後半、フランスと祖母の三人で隠れ家に住むことになり、そこで心の安らぎを得て、やっと青年らしさを垣間見せるが、時はすでに遅し・・・。
ルイ・マルの手により戦争の愚かさを存分に見せつけられる作品である。

そして特筆すべきが、フランスの父のルシアンに対する態度である。
媚びることも蔑むこともなく、人間として毅然と接する彼の行動にに心打たれるのである。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ