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ルシアンの青春 (1973)

LACOMBE LUCIEN

監督
ルイ・マル
  • みたいムービー 14
  • みたログ 135

3.76 / 評価:50件

無知の怖さ

  • fra******** さん
  • 2009年3月20日 21時32分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

無知で未成熟であることの危うさ、怖さがひしひしと伝わってくる作品です。
「現状から脱したい」という思いは、いつの時代も若者が抱くありきたりの感情。
ルシアンにとってはレジスタンスでもゲシュタポでも、『今』が変われば何でもよかったのでしょう。
そして彼はユダヤ娘に恋をする。相手がなぜ自分に従うのかを考えることもなく。

イスラム原理主義を扱った映画で、同様の青春をみたことがあります。
ただなんとなく仲間に入り、洗脳され、自爆へと突き進む若い命が描かれていました。
かつての日本にも、無差別テロの正当性を吹き込まれ、暴挙に加わった少年がいました。

ルシアンの場合はもっと『軽い』のです。
彼には偏った理想に同調したり、のぼせあがった気配は全くありません。
自分の気分がいつも優先されます。

作品のラストに淡々と語られる彼の『その後』に、私は胸が締め付けられます。
あまりにも幼い彼に、何の責任があったというのでしょうか。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 切ない
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