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ルチオ・フルチの マーダロック (1985)

MURDER-ROCK: DANCING DEATH/MURDEROCK UCCIDE A PASSO DI DANZA/GIALLO A DISCO

監督
ルチオ・フルチ
  • みたいムービー 1
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3.17 / 評価:6件

どこもかしこも誤爆(涙)

  • あげまき さん
  • 2009年12月26日 1時14分
  • 閲覧数 408
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

キース・エマーソンが音楽担当で、フルチ監督と聞いて期待していた本作、
ものの5分で大後悔。

メロディーラインは間違いなくキース・エマーソンなのに、
80年代風ポップミュージックな歌がのっかって、黒人がブレイクダンスを踊ってるって、
投げやりに表現すれば、「無理」。
(いや、確かにEL&Pにも『ラブ・ビーチ』なんて迷作もありましたが…。)

どこもかしこも、シーンと音楽がマッチしていないと思うのは
EL&Pファンの勝手な思い込みかもしれないと、
なるたけ心をサラにして見ておりましたが、

やっぱり誤爆だよ。( ノД`)・゚・。

キース・エマーソンが担当した映画音楽では
アルジェントの『インフェルノ』でも誤爆しているところはあります。
しかしこれは、全編に渡って誤爆。大惨事。

*****

ストーリーは、安い『フェーム』仕立ての一応サスペンス。

オーディションを控えたダンススクールで、有力生徒が一人、また一人と
何者かによって殺されていく。
お互い疑心暗鬼になる生徒同士。
そんなとき、ダンスの女性講師は夢の中で、
生徒達と同じ方法で自分を殺そうとした男が、ある俳優であることに気付く。
彼が犯人であることを確信した講師は彼に近づく。

――夢で見た人にアタリをつけるとこには、突っ込まないでください。
とりあえず最後に、ああそうなの、って話になるんで。
(幾分冷め気味に「ああそうなの」っていう感じ)

*****


金が無ければ、知恵をだせ、
知恵が無ければ、乳をだせ。
知恵の効果は微妙ですが、乳だけは出ます。
殺人犯は被害者を薬で眠らせた後、
胸をあらわにし、ハットピン(帽子に刺す飾りの付いた長いピン)で
心臓をゆっくりゆっくり刺していく、てな方法で殺していくんですな。
殺人シーンというよりは、乳を見せるためのシーンのようです。
血の量は全編見積もっても小さじ一杯程度。

ルチオ・フルチの名前のイメージからは少し離れているかもしれない。
サスペンスでもって「恐怖」を撮りたいという監督の意気込みは理解できるのだが、
謎解きもサスペンスも恐怖も、すべり気味。
それにここまでバンバン乳出したら、狙い所もぼけてくる。
役者の芝居はくさいし。
カメラワークとか(80年代だとしても)古いし。
中途半端なおしゃれ演出が、どうにも痛々しいことになってしまっているのだ。



もうこうなると、否応無しに耳に入ってくるキースの音楽は、
彼のファンな分だけ、逆に拷問。
編集の問題なんでしょうかね。
メロディーにクセがあるんだから、
なんでもないシーンにまで意味深に使わなくてもいいのになあ。

詳細評価

物語
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