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ルディ/涙のウイニング・ラン

mk35cop

5.0

人間力がなければ

努力とか情熱とかは、成功する人間にとって必須。そりゃ自信を無くす時もあったけど、いつでもルディは意識せず持ち合わせていた。ただやみくもに根性論・努力・情熱論をぶったって不足している部分がどうしても出てくる。 一番は人間力=友だちがいるとか、気恥ずかしく思うことなく堂々としているとか、人と本音で話せるとか、自分に影響力のある権力者に物怖じすることなく交渉できるとか、相手とコミュニケーションして意思を伝える積極性がなければ、映画のようにはならない。 父母は当然として、なぜルディに嫉妬し小ばかにしていた上の兄が応援に駆け付けた?なぜ利害関係だけだった秀才校庭教師(笑)が彼女を連れて飛行機に乗ってまで高級車に乗るような成功者となって応援に駆け付けた?面倒くさい奴!と突き放したチームメイトたちがだんだん個別に言葉がけをするようになり、とうとうキャプテンはじめ皆が監督にユニホームを突き付けた?いじけ虫になった時、泊まる場所がなく勝手に窓侵入して使ってた彼の為管理室のカギを素知らぬ顔で置いていったフィールド管理者のおじさんにあんなに本気で檄を飛ばされたの?それも屈辱的自分の過去を打ち明けてまで? 補欠の仲間がルディに忠告したり、愚痴をこぼしたり、慰めの言葉がけをして彼に心を開いていった?にぎやかに迎えた最後の試合の日、チームメイトたちが監督の指示通りに動かずタッチダウンをして時間を無駄にしなかった?そして「ルディ」の大連呼を会場の観客たちを巻き込んでおっぱじめたの?肩車されるほどチームメイトの心を動かしたのは? 以後今日までノートルダム大学フットボール部でチームメイトたちに試合後担がれた選手は一人も現れていないんですよ?5人の弟たちまでが全員経済的に恵まれた家庭でもないのに大学進学を成し遂げたのはなぜ??? すべて生き方の手本を無意識に示してきたルディの人間力がそうさせたのではないか。って思うんです。 根性論や情熱論はもう聞き飽きた。 そんなときにこの映画を見たい。人はやはり人と生きている。支え支えられ生きている。そこにはコミュニケーション能力と自分の夢を臆面もなく語れるというような、人を信頼できる優しさが必要。ルディはそれを体現した人物だった。 応援し、応援される人だから成功した。映画の屋台骨はそこにある。見誤っちゃいけない。pamさんと同意見。

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