冷血

IN COLD BLOOD

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冷血
3.5

/ 46

15%
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30%
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4%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(20件)

絶望的27.1%不気味18.8%恐怖16.7%悲しい12.5%知的8.3%

  • zas********

    4.0

    久しぶりの白黒

    テーマが重いから鑑賞後も心が沈む。 ただ映画の作り方はよく計算されてて、最後のペリーの父親に対する気持ちを吐き出す場面などは 窓に伝う雨の雫が反射され汗と涙に見えるなど凄い。 犯人2人の対照的なキャラクターの描き方も自然だし、ともすれば生い立ちに同情しそうになる前に 裁判の検事の言葉は目を覚ましてくれる。 よく作り込まれてるが、なにしろテーマが重過ぎる。

  • dhk********

    3.0

    ネタバレ何とも言えない映画

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 一人旅

    4.0

    神のいない世界

    TSUTAYA発掘良品よりレンタル。 リチャード・ブルックス監督作。 1959年のアメリカ・カンザス州で実際に発生した一家四人惨殺事件を題材に、二人の若者の凶行から死刑執行までの過程を描いたサスペンス。 リアリズムに徹した描写に胸糞が悪くなる。これから殺されるなんて夢にも思わない一家。クラシック映画のメロドラマに流れるような音楽をバックに、夫婦と息子、娘の穏やかな日常の風景が映し出される。しかし、凶悪な二人の若者が画面の主役になると、それまでの平和な空気は一気に失われる。急にサスペンスフルで怪しい音楽が流れ始め、一家が住む家へ向けて車を走らせる若者たちの不気味な会話劇が始めるのだ。 殺害場面は生々しく残酷で、観る者を圧倒する。ただ普通に生活していただけの幸せな一家が、見ず知らずの二人の若者によって突然命を奪われるという無慈悲と不条理。父親は病気の妻を心配し、妻は娘をレイプしないよう若者に懇願する。手足を縛られ、身動きの取れなくなる四人。そして突如訪れる絶命の瞬間。階段を上がる若者の足音が聞こえ、暗い部屋のベッドに横たわる娘に死の恐怖が襲い掛かる。悲しみはない。あるのは恐怖のみ。人間らしい感情を徹底的に排除した演出が、一家の死という歴然とした事実だけを観る者に突きつける。 警察による捜査の過程は淡々と丁寧に描かれている。捜査員が若者に自供を迫る場面の緊張感は圧巻だ。事件関与を疑われ取り乱す若者と、無表情を貫くもう一人の若者。二人の若者の対照的な態度が印象的だ。 そして、一家を無慈悲に惨殺した若者に罪悪感がまるでない点が事件の虚しさを浮き彫りにする。突然命を絶たれた一家。一家を皆殺しにした罪で処刑される若者。絞首の瞬間が近付くにつれ、若者の心臓の鼓動ははち切れそうなほど速くなる。鼓動とともに、口に含んだガムを噛む回数も異常に多くなる。若者の心は死の恐怖一色。神に対する祈りや被害者に対する罪悪感が脳裏をよぎる隙間すら存在しない。そして、執行人は若者を事務的に絶命させる。結局、人が六人死んだだけで、それ以上の意味はない。法に基づいて若者を死刑に処したところで、誰も救われはしないのだ。

  • kps********

    4.0

    アメリカンドリームの裏側

    ペリーの見る、フラッシュバックされる幸福な夢がとても儚かったんですが、親父さんと建てた美しいロッジでの成功という夢の骸がとても痛々しい作品でした。 アメリカの法律は二通りある。 貧乏な者の法律と金持ちの法律さ。 との言葉が出てきますが、弱者(貧乏)は弱者のまま抜け出せないであろう、格差の極まったアメリカ社会全体に思考の及ぶ作品です。 一体ひとつのアメリカンドリームに対して、どれだけの屍が生み出されるんだろう? たまにスポーツ選手の年棒に対して、そんなアホな、20億とか正気か? と思ったりするんですが、怒りを込めて、たかだが球転がしの選手にアホみたいな給料支払いやがって、と嫉妬したりムカついたりする自分の視点は、この映画の犯人の視点と対して違いはないという映画であります。 年棒2億でも遊んで暮らせるよ? 残りの18億を他の社員の給料増やしてやるとかしたらどうだい? その方が経済も上手く回るんじゃないかい? とか思うんですが、そんな程度の意識が、日本では珍しいであろう一家4人 動機不明の惨殺事件を引き起こしてしまうという恐ろしさが、アメリカ社会の異常性や特殊性をよく表していると思います。 犯人が言ってましたけど、俺達のような人間は街中にいる。 泥棒や詐欺は国民行事だ!との言葉。 奪い取ることで生きる国の悲しさを端的に物語っていたかと思います。 終盤に記者が、翌年もこのような事件が起き、その翌年もまた起こるだろうと言っていましたが、この国では、こんな事件の犯人も、狂人でも怪物でもなく、只流されていくところに寒々しい冷血を見た次第です。 貧乏でも心は錦。 そんな日本人の魂と言葉を、アメリカさんに送りたいと思います。 単なる殺人事件とその顛末というお話ではなくて、アメリカ社会の方により光(影)が当たっていたところが素晴らしかったです。 ★4つでよろしく。

  • hea********

    4.0

    ネタバレ冷血な父 (神) に見放された者の行く先・・

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
冷血

原題
IN COLD BLOOD

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-