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レザボア・ドッグス (1991)

RESERVOIR DOGS

監督
クエンティン・タランティーノ
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4.07 / 評価:1460件

タランティーノの原点。会話がバカバカしい

  • shinnshinn さん
  • 2018年10月10日 6時16分
  • 閲覧数 3128
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

1992年公開のアメリカ映画。俳優のハーヴェイ・カイテルが当時、無名だった若干28才のクエンティン・タランティーノの才能に惚れ込み、制作に協力した低予算映画です。結果的にタランティーノを世に送り出すことになる。配給がミラマックスとあるので、ハリウッドを追放されたハーヴェイ・ワインスタインの選球眼にも舌を巻く思いです(人格と才能は別物という事か・・・)。


宝石店強盗のために集められた6人の犯罪者達のお話。万が一、誰かが捕まっても、そこから他のメンバーの足が付かないように、彼らはお互いの私生活を詮索せず、名前もコードネームの色で呼び合う。予算の関係か、肝心の襲撃シーンを思いっきり割愛していて、犯行前の打ち合わせのお話と、襲撃失敗後のヒリヒリするような逃亡のお話を時系列編集はせず、コマ切れにシャッフルしたような見せ方をしています。選曲もいいし、この時点ですでにタランティーノのスタイルは確立しています。


冒頭のどうでもいい食堂での会話が長く、ここからすでに観客の好き嫌いが分かれそうだ(万人向けではないかも)。モノがデカすぎて、痛くて痛くてしょうがない。<まるで初体験の時みたいよ!>というマドンナ「ライク・ア・ヴァージン」の珍解釈なんて、本当にバカバカしく、小津安二郎が卒倒するぐらい下品でくだらない脚本なのだが、そこがディス・イズ・タランティーノなのだ(笑)。チップを払うか払わないかでもめるところも、なんら本筋とは関係ないし、伏線でも何でも無いのだけれど、退屈かというとそうでもなかったりする。


キャスティングはハーヴェイ・カイテルをはじめ、ティム・ロス、マイケル・マドセン、スティーヴ・ブシェミなど、後に活躍する個性的でオジサン好みの役者さんばかりです(みんな、善人は似合わないクセ者だ)。監督のタランティーノもミスター・ブラウン役でイイ味を出しています。


最近のタランティーノについて、「イングロリアス・バスターズ」(09)以後の作品は少々残念な感じもする。少しマンネリなのかもしれない。自分も上品な人間ではないので、好きな監督ではあるし、コアなファンを抱える独自の作家性は認めるけれど、同じバイオレンスでもスコセッシに比べるとメッセージ性に乏しく、ペキンパーのような詩情もない。<パルプ・フィクション>とはざら紙で出来た、安っぽい小説本の事を言うらしいけれど、このままで行くと下品で悪フザケだけが特筆される監督で決着がついてしまいそうだ。僕が心配してもショウガナイのだけれど・・・。

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