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ロイドの要心無用

ロイドの要心無用

SAFETY LAST!

60

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5.0

ハラハラさせられっぱなし。

この作品の中でのロイドは、田舎出の野心家青年。 デパートの中でちゃっかりと振舞って、田舎から出てきた恋人に、自分が支配人であるかのように見せてしまいます。 ちゃっかりと言うよりはぎりぎりのところをごまかしているという感じ。 ぎりぎりのところという意味では後半のビルの壁面上りもぎりぎりのところを見せています。 このぎりぎりのところを歩いている姿がこの作品のテーマのような気もします。 ただ、チャップリンのような人生の深淵を見せているわけではなく、あくまで軽業のような面白さです。 そういう意味では、映画は見世物であるという本質を突いた映画でしょう。 多少のトリックはあるのでしょうが、高いビルの壁面を登る姿は、80年以上たっても、僕たちに手に汗握らせます。 ロイドの喜劇人としての力量の素晴らしさを感じさせます。

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