あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(13件)
- きむらおだお
3.0点
ドキュメントであり、行動力や挿入される映像なんかは良いと思います。 しかし、物語としては、私にはお粗末に思えました。 「企業とは利益を追求するもの。一度雇えば生涯面倒を見るべきなのか?」と言っていたスポークスマンが、結局解雇されたとか、皮肉たっぷりですが、彼の言っていることは正しい。 そして、アメリカは最大かつ最先端の自由な国。 そこでは、信じるものは自分の力と運だけです。 何でも政治や大企業のせいにしていれば楽でしょうが、そんな人間はまさに食用のウサギ。 考え、行動し、結果を受け入れるのが人間です。 依存症になることもできる、ビリオネアになることもできる。 それがアメリカ。そして日本も同じく自由主義経済の国です。 何で社会主義や共産主義のような不自由で暗い社会を望むのだろう? サッチャーやレーガンを叩くのはおかしいと私は思いました。
- kih********
3.0点
アメリカの(というより世界の)トップ企業の合理化によって、多くが失業して、市がゴーストタウンとなったGMの街・ミシガン州フリントのドキュメンタリー。 アメリカは、自由の国で、資本主義の国で、民主主義の国、と聞かされているが、入って来る情報では、強い者の自由の国で、強い資本家が支配する国で、強い民が主になる国のようにしか見えない。このドキュメンタリーでもそれがよく分かる。 そのことは、他のドキュメンタリーでも様々見聞できる。では、このドキュメンタリー映画『ロジャーズ&ミー』は、テレビ局の報道特番ドキュメンタリーと何がどう違うのだろうか。 最近では、ドキュメンタリー映画も報道ドキュメンタリーも殆んど違わないように思われる。強いて言えば、映画の方は、制作者の視点を明確にできる、予めストーリーを組める、俳優を使える、即時性の制約がないという利点かな。ところが、最近の報道特番はほとんど映画と同じように制作しているように見える。 紹介(報道?)された内容は大いに学ぶところ多いものだが、ドキュメンタリー“映画”としてはどうかなぁ。フリント市民を描きたかったの? GM社長ロジャーズに挑むミーに注目させたかったの? 映画監督としてのデビュー作らしいが、ちょっと甘い感じを禁じ得ない。
- aa0********
3.0点
何かを考えさせられますね。 利益を出して株主に配当をすることか、従業員の満足度を高めることか、 地域社会に貢献することか、 まあ答えは全てを満足させることなんでしょうが、行き詰まるとそうも言ってられなくなり、 弱いところから切られて行く・・・ またそんな企業と我々働く人たちはどう付き合って行くべきかと考えさせられる。 DVDだとムーア監督による音声解説がついていて、本編で触れられなかった話やウラ話、その後の話などあって オススメです。 全体的に80年代後半のアメリカの地方都市の映像が個人的に惹かれるところがありました。 クリスマスイヴの黄昏時のフリントの映像がキレイ。 ミスアメリカが可愛かった。 ウサギのシーンはグロかった。
- pos********
5.0点
監督の資本主義論最新作「キャピタリズム」もぜひ見よう
- oce********
3.0点
マイケル・ムーアは怒っていた。 それは故郷である町のGMが大量のリストラを敢行しようとしたから。 そこでGMのCEOロジャー・スミスにこの事実を訴えようとアポなし取材を決行する。 マイケル・ムーアの初監督作であるので、今のような突撃取材をして無茶をするところまではいかない。 つまりは常識の範囲内でことを収めようとするやり方。 ただしその切り口は面白くリストラの敢行の是非はもちろんだが、地域の住民の生活ぶりにまで触れようとして現状を伝えようとする。 このマイケル・ムーアの行動は2009年GMが経営破綻をしたことで報われることになる。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
NY批評家協会賞第55回
LA批評家協会賞第15回