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ロジャー・ラビット (1988)

WHO FRAMED ROGER RABBIT

監督
ロバート・ゼメキス
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  • みたログ 1,567

3.61 / 評価:371件

バリアントの立場で見るクラシックスの魅力

  • my******** さん
  • 2020年8月5日 9時39分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

「メリーポピンズ」で見たアニメとの合成技術がさらにブラッシュアップされていた。単に技術だけでは無く、実写とのインタラクティブな絡みを2Dアニメで表現している労力に脱帽。平面アニメなのに立体感があり、カメラが動くとアニメも合わせて絶妙に角度が変わる。そんな実在感があるからこそ、実写との絡みがリアルに感じれた。

クラシックアニメのギャグ要素やブラックコメディ要素を詰め込んでいる点も面白い。そのハチャメチャ感に、人間はトゥーンタウンに住んだら死んでしまうんだと思えたのが新鮮(笑)。ディズニーランドのトゥーンタウンでは皆んな俳優業をしているという設定の原点も今作にあり非常に面白い。冒頭、ロジャーが「鳥じゃない、星を出せ!」と怒られているシーンで一気に引き込まれた。ダンボは出演料がピーナッツで済むなんて…。その「仕事」のように私たちが知らないトゥーンたちの「あたりまえ」を見せられる楽しさが今作の最大の魅力だった。セルフパロディというか自虐というか、のちの「魔法にかけられて」にも引き継がれている振り切ったディズニーコメディーは自分にとってストライク。

探偵モノだけあって少しダークに話が進んでいくのだが、トゥーンたちの容赦ないブラック感も相まってさらに「笑えるからこそ、少し怖い」という変なギャップが生まれ、いい意味で後を引く。大人が見て面白い。むしろトゥーンたちはみんな容赦なく「大人」だった。

今作こそ続編が見たいと思った。今ではもう薄れてしまっているミッキーたちのブラック感は、現在にとって新鮮であり原点の良さも感じられると思う。また今はCGありきのディズニーだが続編での鮮やかな2Dアニメも見てみたい。

今作はバリアントの立場を半ば観客視点にし、クラシックアニメの素晴らしさを客観的に描き伝えた作品だった。

詳細評価

物語
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