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ロスト・ワールド (1925)

THE LOST WORLD

監督
ハリー・O・ホイト
  • みたいムービー 5
  • みたログ 29

3.77 / 評価:13件

御手々なめなめ...

  • bakeneko さん
  • 2010年2月3日 16時51分
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

恐竜映画の元祖にして、コナン・ドイルの原作の持つ英国冒険ロマンの部分もしっかりと魅せてくれる、“秘境探検&怪獣”映画の傑作であります(完全版の冒頭にはコナン・ドイル自身が出演しています)。

「アルゴ探検隊の大冒険」等で有名な、ストップモーションアニメの伝説の巨匠レイ・ハリーハウゼンの、そのまた師匠であるウィリス・H・オブライエンが7年もかけた特撮に瞠目させられる秘境アドベンチャーで、とにかく仕事の細かさと水準の高さに唸らされます。使用されている技術も、書き割り、ぬいぐるみ(メーキャップ)、アニメーション、合成画像と多岐に渡っており、今日の精巧で機械的な技術とはひと味違った“手作り感覚”の職人技に見惚れる作品であります(これは大変だよ~)。特に、多くの恐竜の大行進や最終シークエンスの実写との絡みの凄さは、今日でも圧巻であります。
そして、特撮映画マニアの方は多くのショットやシークエンスが、「キングコング」に生かされてくることにも気がつくと思いますし、クライマックスシークエンスはスピルバーグのあの映画の元ネタと分かって楽しくなります。
また、恐竜ファンの方には“1910年代の恐竜観”を見ることの出来る興味深い作品であります。
つまり、最強の肉食恐竜はーアロサウルスで、
化石に間違いが合った(他の恐竜の胴体と頭を繋いでいた)ので、現在では存在していないーブロントサウルスが主役を張っていますし、
他の恐竜映画ではあまり出てこないートラコドン
現在と背中の突起の並びが違っているーステゴサウルス
あまり羽ばたきをしない(これはこちらが正解)―プテラノドン
子供思いでちょっと強過ぎるートリケラトプス  等が続々と出て来ます。
更に、変な猿人(役者さん努力賞!)、どう見ても熊(熊じゃないと言っても熊は熊)、チンパンジー、リスザル、ナマケモノ等が混然と出て来てもう大変!。

また、物語は原作にかなり忠実な展開で、“シャーロックホームズ”と並ぶコナン・ドイルの人気キャラクター“チャレンジャー教授”と仲間達の造型もイメージにぴったりですし、20世紀初頭のロンドンも今となっては興味深い映像であります。

1時間弱の上映時間に冒険ロマンエンタテイメントを詰め込んだ正しい怪獣映画であります。


ねたばれ?
戦後は大きいだけで大人しい“脇役”となるブロントサウルスですが、本作では、賢い(性悪)、積極的に闘う(強い)、頑丈と三拍子そろった主役であります(やはり英国にはカミナリ竜がよく似合う!)。

詳細評価

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