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ロビンフッドの冒険

ロビンフッドの冒険

THE ADVENTURES OF ROBIN HOOD

102

kak********

4.0

1938年製作なのに燦然と輝く娯楽超大作

ロビン・フッドは伝説上の人物ながら、紛れもなく悪政と真っ向から戦い、庶民の味方というヒーローである。本作品は1938年製作なのにテクニカラーの美しい映像と痛快な冒険劇が今見ても色あせない。 物語は、獅子心王と称されたリチャード1世が遠征先で捕虜になった隙に末弟ジョン王子が暴政で庶民を虐め、それに立ち向かう義賊ロビン・フッドという善悪がハッキリした展開が分かりやすく描かれて行く。 主演は、「カンサス騎兵隊」や「壮烈第七騎兵隊」などで主演を務めたエロール・フリン。当時の二枚目スターである。ヒロイン役は、そのエロール・フリンと8作品も共演しているオリヴィア・デ・アヴィランド。「風と共に去りぬ」ではヴィヴィアン・リーやクラーク・ゲーブルと並びメラニー・ハミルトン役が印象深い美人女優だ。 共演では、1939年~1946年まで14本のシャーロック・ホームズ映画に出演したベイジル・ラズボーンや、「シーザーとクレオパトラ」でヴィヴィアン・リーと共演したクロード・レインズなどが脇を固めている。 娯楽作品のお手本のような構成は、冒険やロマンス、決闘や友情などが巧みにに取り入れられテンポ良く進んで行く。しかし、成功の要となったのはヒロインのマリアン姫を演じたオリヴィア・デ・アヴィランドに他ならない。 「風と共に去りぬ」で主役のスカーレット・オハラを演じたとしても高評価を得たに違いないし、「クレオパトラ」でエリザベス・テイラーの代役を務めたとしても成功していたと信じて疑わない。 12世紀末のイングランドが爽やかに蘇る娯楽超大作は誰もが楽しめる作品に仕上がっていて、自信を持ってお勧めできる良作と言える。

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