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ロボコップ

ロボコップ

ROBOCOP

R15+103

hik********

4.0

命の尊厳を謳った、SFヒーロー映画の傑作。

史上、最もバイオレンスなSFヒーロー映画と名高い本作。 いつからか日本でも、リバイバル公開時などではR指定が付くようになった。 あまりの凄惨なバイオレンス描写に、敬遠する人もいるだろう。 だが、この映画においては、どうしてもこれほど強烈な描写が必須だったのだと思う。 惨殺されて挙句、企業の実験体として機械化され、甦らされた主人公。 そこに自分の身体は無く、愛する家族も去ってしまった。残されたのは、自らの顔の部分と、僅かな記憶のみ。 命の尊厳をことごとく踏みにじられた、あまりにも悲しきヒーロー。この一切の妥協もない強烈な描写が伴っているからこそ、よりストーリーに深みが増しているように思う。 そして私は、この点にたまらなく魅了されるのである。 ときに、ウルヴァリンを主人公にしたスピンオフシリーズの最終作「LOGAN/ローガン」もR指定が付いたが、あちらも描写は凄まじかった。 しかし、シリーズで最も重厚な一作に仕上がっていた。 ただ本作の場合、もはや一周回ってブラックなコメディとも取れるのだが、それは最早、あのバーホーヴェン監督の持ち味と言うほかない。 思い返してみると、ジャンルこそ多岐にわたるものの、殆ど一貫したテーマを取り入れているように思う。 ところで本作、吹き替え版もお勧めである。3パターン存在するのだが、どれも良い。 津嘉山正種 版の、抑揚の無い無機質な喋りは正に正統派。 磯部勉 版はそれとは対称的に、どこか情感が籠った感じがする喋りで、これはこれで良い。 ちょうどその両者の間のような喋りである、菅原正志 版の吹き替えも勿論良い。 通算250本目のレビュー。

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