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ロング・ライダーズ

ロング・ライダーズ

THE LONG RIDERS

100

mos********

4.0

シルエットの記憶

平原。 ライクーダーのゆるいギター。 スクリーンの端から騎乗のカウボーイがあらわれる。 一人、二人、三人、いやもっと。 七人。ロング丈のダスターコート。 バンジョーが入ってブルーグラス風に。 映画の冒頭だけしっかり覚えている。 西部の無法者の話。 強盗をしてギャンブルをして娼婦を抱いて。恋愛もある。鉄火女の細君も出てくる。 キャラダイン兄弟キーチ兄弟クエイド兄弟、本物の兄弟を使って愛憎劇を盛り上げている。ジェシージェイムズのような話だったと思う。襲う殺す奪う。 理不尽だが西部劇である。 ウォルターヒルはバイオレンス描写でペキンパーの後継者と言われたが、この映画の魅力はシルエットだ。馬・群像・ロングコートのシルエット。映画の内容は記憶から出せないが、シルエットとライクーダーのテーマは直ぐに出てくる。 バイオレンス描写と言っても、この頃のバイオレンスと今のバイオレンスには絶対的な温度差がある。ペキンパーらが創ったのは映画的ダイナミズムのあるアクション。迫力のあるドンパチをバイオレンスと言った。今は、バイオレンスと言ったら違うものを指すだろう。 基本的にサントラに惹かれることはないがライクーダーだけは別。キャストの次にクレジットされる特別な存在だった。80年代、ライクーダーのサントラは積極的に購入した。パリテキサスが最高でロングライダーズは次点だがThe Long Ridersを聴くと平原を駆けるカウボーイがぱっと目に浮かぶ。 たまに聴きたくなって昔のCDの山をひっくり返して、かける。 今回は映画のレビューも書いてみた。

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