あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(9件)
- pag********
5.0点
愛の美しさと哀しさ,人間の強さ,弱さ,醜さをすべて描き切った完璧な映画。ヒロイン役があまり若くなく美人でもないことなど,観ているうちに全く気にならなくなる。愛とは結末ではなく過程であることを,この映画は教えてくれる。
- uj0********
2.0点
脚本がベルイマンだが、監督が違うとここまで違うかというほどの ベルイマン作品の雰囲気とは全く別の作品。 役者も往年のベルイマン作品出演俳優が出ていたり、 「ファニーとアレクサンデル」「冬の光」等の シーンや設定がそのまま使われているところもあり ベルイマンファンなら、“あぁ、このシーンはあの映画の…” とピンと来るはず。 そういう意味では監督のベルイマン愛が伝わってくる作品でもあるのだが 何かぱっとしない、不完全燃焼なのよね。 ベルイマン作品の上澄みの寄せ集め、という言葉がしっくりくる。 深淵なる宗教の闇や、人間愛、生命哲学といったものが皆無の あくまでも≪TV向け≫のメロドラマという感じかな。 しかしこれからベルイマンをご覧になる方には ベルイマン入門の最初の一本として 入りやすい作品であると思います。
- paw
1.0点
カンヌで賞をとったとかで、良い映画なのかと思って頑張って最後まで見てみましたが、つまらない!! ただのテレビドラマのダイジェスト版かと思うような、だからなんなの??ってゆうようなシーンがでてきたり、いきなりお腹に2人目の子供がいたり、訳がわからなったです。 後から本当にテレビドラマっだったことを知って納得。 内容もイライラしましたw 特にラストのところ。まったく感動しませんでした。むしろ妻の急変する態度に嫌悪感を抱きました。 若くて美人でお金持ちであるはずのアンナもシワシワのオバサンだし、かわいいセリフを言っても逆にイラっとしましたw キャスティング間違ってる。 この女優さん、監督の妻だったらしく、なるほどねと思いました。。
- 一人旅
3.0点
第45回カンヌ国際映画祭パルムドール。 ビレ・アウグスト監督作。 【ストーリー】 青年ヘンリクは上流階級の娘アンナと出会う。互いの愛を確認した二人だったが、アンナの母は娘の結婚に反対してしまう・・・。 お話に抑揚が無い。そして無駄に長い。 ベルイマンが書いた脚本を忠実に映像化しただけという印象。しかも元々はTVムービーだからか、本作はその総集編という感じだった。突然画面がブツ切りになって次の場面に進んでしまうのも気になる。 致命的だったのが、ヘンリクとアンナが互いに惹かれあう過程が全くと言っていいほど描かれていなかったところ(編集でカットされたのかな?)。出会って間もないのに、いつの間にか結婚を誓い合う関係に発展していたことに強い違和感を覚えた。 唯一良かった点と言えば、アンナの父ヨハン役にマックス・フォン・シドーが扮しているところ。アンナの母親と比べると自己主張をあまりせず、控え目な性格。でもアンナの幸福と将来のことを一番真剣に考えているのは他でもないヨハンなのだ。妻の意見と対立ししてまでも、娘の意志と気持ちを汲み取る寡黙な父ヨハンの姿に泣けてしまう。
- eto********
4.0点
スウェーデンが誇る世界の巨匠 イングマール・ベルイマン監督さんの (この巨匠の作品群はまだ未見です) ご両親を描いた半自伝的映画とのこと。 運命的に惹かれあった ある男とある女の 愛情の遍歴を会話でのやりとり中心で 淡々と綴った作品ではあるけど、 その心の乱れ方は真に迫るものがあって、 北欧の自然の美しさと静かなテーマ曲とともに 味わい深いものがありました。 他人をうらやむこと(それはエスカレートするととんでもないことが 起こりうるということ) 言っちゃいけないことを思わず口走っちゃうこと カッとして我を忘れること 煩悩に負けてしまうこと ひとは欠点を抱えて生きていくしかないんだな。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
カンヌ国際映画祭第45回