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悪い種子(たね) (1956)

THE BAD SEED

監督
マーヴィン・ルロイ
  • みたいムービー 29
  • みたログ 63

3.93 / 評価:27件

元ネタは「メアリー・ベル事件」

  • シオ さん
  • 2015年5月24日 22時31分
  • 閲覧数 1679
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

シュレーディンガー著者の『生命とは何か』

分子生物学から量子の世界まで幅広く愛読される
名著であるが、専門用語がふんだんに挟まれるために
非常に難解な本である。

なんとか読み終えた感想は、
生物は(コピー)による種の存続を諦め、
遺伝子の掛け合わせによる種の存続を選択した。
何故なら、(コピー)ではただ一種のウィルスにより
種が全滅させられる危険性が発生するからであり、
遺伝子の組み合わせによる多用性の道を選択
することが、全滅の危機を
回避させる事ができるものだからである。

よって、(生物の多用性)により何割かの人間は殺人に対して
他者の痛みを共感できないばかりか、
殺人の行為や他者の苦痛に対して性的快楽を得るものが
確率論的に必ず一定数存在するシステムなのであり、
それが多用性を選択した人類の(祝福)と(呪い)といえる。

その事を描いたのがまさに本作であり、
それらの人々が何故そうなったのかを
検証することがいかに不毛な事であるかを思い知らせてくれる。

しかし、誤解してはならないのが
その種の存在が必ずしも絶対悪というわけでなく
多用性を選択した人類が確率論的に遭遇する不可避なものであり、
それを如何に防ぐかよりは、如何に適切に対処するかのほうが重要なのでは
ないかと思わせる作品となっている。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 恐怖
  • かわいい
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