レビュー一覧に戻る
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

al2********

5.0

昔々アメリカで・・

イーストウッド主演のマカロニウエスタン3部作や「ウエスタン」などで知られるセルジオレオーネ監督が構想から完成まで10年以上かかり、結局この作品後に死去したため遺作となった一大ギャング大河ドラマ。 あるマフィアグループの禁酒法時代の少年期から青年期、壮年期を時系列を崩して描かれた4時間超の大作。 米公開時に配給会社が勝手に時系列を並べなおし短くカットした結果駄作の烙印を押されたが、オリジナル版は今再評価、レオーネの代表的傑作と名高い。 何と言ってもセットや衣装、音楽など各時代背景を徹底して再現したこだわりが素晴らしくまさに「昔々アメリカで・・」というタイトル通りのアメリカの裏社会史が見られる。 時系列を崩してるとはいえ主人公の心の記憶がつなぎショットになっていて決して難解でもない。 むしろ米公開時の改悪編集によって単調なドラマにしてしまったのが初期の悪評の原因だと思う。 デニーロやジェームスウッズの演技も悪くない。 モリコーネの音楽や有名なアマポーラの調べも印象に残る。 いろんな意見のあるいわくのラストシーンも含め見るものそれぞれで解釈してほしい、というレオーネが最後に映画ファンに残したおとぎ話。

閲覧数2,578