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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

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5.0

ネタバレ<追悼: エンニオ・モリコーネ>

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984)は、マエストロ(=モリコーネ氏)の盟友、セルジオ・レオーネが、念願かなって西部劇から脱却して、ニューヨークを舞台に、1920年代から60年代にかけての、ユダヤ系ギャング達の物語を描いたものです。このコンビによる作品は、その後レオーネが急逝したため、最後となりました。  少年~青年時代にかけて、犯罪行為で束の間の成功を収めたものの、ある事件で親友たちをすべて死なせてしまった(と思いこんでいる)元ギャングが、年老いてニューヨークに戻って来るところからストーリーが始まります。回想シーンが多いため、音楽も郷愁に満ちています。 下記YouTubeはデンマーク国立交響楽団の演奏で、指揮は日系アメリカ人のSarah Hicks。 https://youtu.be/yRDDflQlvgc _  前半は、「デボラのテーマ」で、美少女デボラへの、主人公の切ない想いに満ちています。4分00秒から、少々調律の狂ったピアノで、貧しい少年時代の回想が描かれます。ギャング映画とはいっても、マエストロは荒々しい曲は書かず、終始 tranquilo で、胸に迫る音楽を書き上げました。

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