ワン・プラス・ワン

ONE PLUS ONE/SYMPATHY FOR THE DEVIL

PG12101
ワン・プラス・ワン
3.1

/ 27

19%
19%
33%
19%
11%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

スマートフォンご利用の方はアプリから視聴できます。

作品レビュー(11件)

知的18.2%かっこいい13.6%不思議9.1%ゴージャス9.1%切ない9.1%

  • ローラー

    3.0

    ストーンズやゴダールのマニア向け映画

    ローリング・ストーンズのライブやレコーディング映像満載なのかな?と期待して観に行きましたが…。 普段、音楽映画にハズレ無し、と個人的には思っていますが、この作品は音楽映画ではなかったです。 ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」1曲の制作開始から完成するまでのドキュメント映像は成立していますが、途中いろいろ、音楽とは無関係な(思わせぶりな)映像が挟まっています。 それらは、黒人解放運動の過激派活動家の映像、ファシストと思われる本屋の店内映像(これが意外と長い)、女性革命家へのテレビインタビューの映像、車や壁にスプレーで落書きする人の映像などです。 これらはドキュメンタリーではなく、俳優が演じているようですね。 時は東西冷戦時代、毛沢東やらコスイギンやら共産主義国家の指導者の名前が出てきますし、ヒトラーの「わが闘争」を読むファシストの本屋、ヴェトナム戦争についての言及あり、黒人解放運動の活動家が白人を捕虜にするなど、ストーンズ以外は、かなり政治色の濃い映像ばかりです。 しかしそれらはどこか皮肉めいているようにも見え、全体主義を低俗扱いしている感じはありましたが、共産主義に対しては賛同なのか、皮肉なのか、どちらとも取れるように見えました。 まぁ、どちらにしてもストーンズは映画の題材の中心ではない感じでした。 しかし、ストーンズの楽曲が出来上がっていくさまは興味深かったです。 最初、曲作りに参加していた故ブライアン・ジョーンズが完成間近になるとつまはじき状態?になってたりするところは、バンド内の力関係が表れていましたね。 どちらにしても、ストーンズマニア、ゴダールマニア向けの映像だと思いますよ。 そして、制作された1968年をリアルに体験している人でないと、この作品のまとっている時代の空気感を理解するのは難しい気がしました。 純粋に音楽映画を期待していた私は、肩透かしをくわされた感じです。 入場者プレゼントでステッカーをもらえたので良し、とするか〜。

  • 山下晴代

    5.0

    革命的な、あまりに革命的な!

    「Yahoo!映画の解説/ストーンズの録音風景に、革命をテーマにした記録フィルムをかぶせたドキュメンタリー。」 ↑まったく違う(笑)。ドキュメンタリーで、子どもがポルノショップへ出入りし、アジビラをもらうか(笑)。  本作は、ゴダールの映画史のなかでも、もっとも政治的な季節に撮られた「アジビラ」としての映画である。 ゴダール自身が言っているように、「十月革命から十年後の今日、アメリカ映画が世界中の映画を支配している」(’67年『中国女』のプレスブックより)状況は、今(2021年12月時点)も変わらず、人々を、そのような視点(評価)でしか映画を見ない。むかしよりその状況は進んでいるような気がする。  ゴダールの映画史は、 (1)カイエ時代(1950年〜1959年、評論を書きまくっていた) (2)カリーナ時代(1960年〜1967年) (3)毛沢東時代(1967年〜1974年) (4)ビデオ時代(1975年〜1980年) (5)八〇年代(1980年〜1985年)  というように、その時代と切り結ぶしかたで、創作を提示している。 本作は、そのうちの、(3)毛沢東時代、五月革命への行動として作られている。ゆえに、スペクタクルであろうとはしていない。そういう見方をして、ケチをつけてみても、それは、ハイデガーが全然面白い物語を提示してくれないと文句をつくけているようなものである。にもかかわらず、美しい映像を提示している。ローリング・ストーンズの、『Sympathy for the Devil』(日本語訳は、『悪魔を憐れむ歌』)という曲を通奏低音のように使用し、子どもから黒人運動家までが、革命的であろうとしている。ま、そういう映画もあるのである。勉強しなければ、理解できない映画もね、そこの、映画愛好家ジーチャン(爆)!  初上映は、1968年11月にロンドンで行われたが、日本に来たのは、10年後である。なんちゅうか、本中華(笑)。

  • mit********

    1.0

    スタジオ風景だけでいい。

    観たかったのは、これじゃない! …けど、ゴダールだから、仕方ないのか。。現代の微妙な時代に政治問題がそぐわず、シニカルにも見られない。がっかり。

  • mal********

    3.0

    映像は一級品。

    ゴダールの映画というよりも、ローリング・ストーンズの記録映画として観る人が多いのではないでしょうか。亡くなる直前のミック・ジョーンズの姿や、ストーンズのレコーディング風景が見られるんですから、ストーンズファンにとって本作は必見でしょう。それに映像もフランス映画らしく、全然古さを感じさせません。私はゴダール作品の何作かは好きなのですが、当時彼が傾倒していた思想が好きになれないので、本作も含めた何作かは正直しんどいときがあります。だから本作に度々挿入されるな言葉はジャマにしか感じませんでした。ただ、映像から放たれるパワーには引き込まれます。これが、良くも悪くもゴダールの演出力が並みではないことの証明なっていると思いました。この時代背景とストーンズ、そしてゴダールがうまく融合した不思議な映像を堪能してください。こんな映画があることも知っておいても良いかなと思います。

  • ********

    5.0

    ひとつにだけはしないように

    1968年。ジャン=リュック・ゴダール監督。ローリングストーンズのレコーディングに密着して次第に曲が完成していく姿(音楽と映像)と、政治小説と題して当時の政治状況の解説する音声(音のみ)、黒人組織が団結を深めていく様子(朗読、インタビューと映像)、林の中の革命の女神(インタビューと映像)、ファシストの本屋(朗読と映像)、落書き(映像のみ)などが交互に現れるおかしな映画です。 一つのシークエンスは基本的にカットなしでパンか移動撮影のみ。そこにかならず二つの要素がはいってきて(ストーンズだったら最初にあったギターやドラムにアフリカの民族楽器が入ってきたり、黒人組織に白人女性が入り、本屋に革命運動の若者が入る。落書きも言葉遊びで二重の意味を持つ)、「ワン・プラス・ワン」になっています。その入りかたはとても政治的でいろいろ批判があるでしょうが、とにかくひとつにまとめまいとする強烈な意志。そもそも映像と音の意識的な分裂。 ストーンズの音楽が完成していくことの気持ちよさと、しかしそれに抵抗しなければいけない、ひとつになってしまうものは権力なのだという意志。これぞゴダール。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
ワン・プラス・ワン

原題
ONE PLUS ONE/SYMPATHY FOR THE DEVIL

上映時間

製作国
イギリス

製作年度

公開日
-