あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(13件)
- kaz********
3.0点
戦後の貧しい時代に庶民の生活を描いたヴィットリオ・デ・シーカの社会派ドラマ。定年後のままならない暮らしに、年金を引き上げよとデモに参加したウンベルトだったが、アパートに帰ると女家主に家賃を催促される。アパートにはマリアという唯一の話相手の娘がいる。マリアに家賃の一部を言づけるが、家主は全額でなければ受け取れぬと拒否し、ウンベルトに立ち退きを迫る。ウンベルトはフライクという犬を飼っていつも連れていた。ウンベルトが熱を出して入院した際には逃げ出したフライクを探し取り戻すほど愛していた。マリアは妊娠していることをウンベルトに相談するがウンベルトは何もできない。街角で何人かの知り合いに借金を申し込むがうまくいかない。万策尽きたウンベルトはフライクと一緒に鉄道自殺しようとするが・・・・・・・。 戦後の貧しい時代なので、街角で物乞いする男も描かれるが、ウンベルトも知り合いに物乞いしている姿は見られたくないというプライドもある。それはフライクに帽子を持たせて自分は物陰から見ているシーンだ。年金引き上げデモがこの時分からあったことにも驚いた。 ウンベルトはこの先どう生きていくのかわからないが、老後の生活には、やはり充実した年金が必要だ。社会保障充実の声をもっともっと大きくしていきたい。
- bar********
4.0点
ネタバレウンベルトD
このレビューにはネタバレが含まれています。 - yok********
4.0点
レジスタンス的映画にも関わらず、こうなったのは社会のせいだけでなく、主人公そのものの性格にもあると感じさせる脚本は「自転車泥棒」と、同じく、凄いリアリズムでした。お手伝いの女の子と犬がとにかく可愛い。出演者のほとんどが素人だそうですが、犬の演技はプロ中のプロでした。
- nyj********
3.0点
貧しくてかわいそうな年金受給老人のお話である。お金がなくても乞食にはなりたくない。彼の犬が代わりになる。住むところもなくなり踏切で自殺を図る。彼の犬が吠えまくり寸止めで助かる。犬と老人の哀しい映画であった。ところで、家主のお手伝いの若い女の子、かなり昔の映画なのにやってることは今時の女の子と同じというのはビックリです。
- ww4********
3.0点
映像から醸し出される雰囲気とストーリーは現代にも通じる。愛を訴えてる映画だと思う。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
NY批評家協会賞第21回