コールド・フィーバー
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(8件)


  • dkf********

    3.0

    大穴的魅力を秘めた知られざる良作

    永瀬正敏主演。だが邦画ではない。アイスランドの俊英F.フレドリクソンが監督した北欧映画である(実際は日本との合作)。それもかなり良質の。 日本とアイスランドという一見唐突に思える取合せも、これが実話にインスパイアされた話だと聞くと納得がいく。永瀬は出ずっぱりながら邦画的な雰囲気はなく、完全に洋画の空気感しか感じない点は大いに評価出来る。 ジム・ジャームッシュと共通するようなドライな雰囲気があるにも関わらず、しっかり温かさ、優しさを感じ取れるところが北欧映画らしいところで、タイトル(原題)の「コールド・フィーバー」はまさに妙。 わずかだけの東京のパートもちゃんと日本で撮影しており、隅々に生真面目な北欧人気質を感じる丁寧な演出に好印象を受けた。 日本で流通しているメディアのジャケットのセンスの悪さが誤解を招いているかもしれないが心配は無用。これは敬遠していては損なレベルで、感性さえ合えば、むしろ忘れられない逸品にもなり得る「大穴的」魅力を秘めている。 ただ、なかなかメディアをお目にかかる機会がないのが本作最大の難点だが…

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ日本人とアイスランド人の共通心象風景は…

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • hor********

    2.0

    タルコフスキー

    どういうわけかタルコフスキーを思い出しました。 まあゆっくりで退屈な映画って事です。 ただエンドに近づくにつれてだんだん良くなります。 どこがっていうわけではないですがただなんとなく良い感じ、渋い感じなります。 間欠泉の横での温泉気持ちよさそうです。

  • u_u********

    3.0

    色。

    ホワイトとか。 ブルーグレイとか。 映像が綺麗な、そんなイメージな作品。 ごくごくシンプルだけれども 何か心に響くような。 静かに静かにアイスランドに浸れます。

  • piz********

    5.0

    これもまた

    またまたストライクゾーンにバシッとはまりました。 もう間違いなく私はフリドリック・トール・フリドリクソン監督信者です。 主人公が目的地に向けてゆっくり進んで行くというこのタイプのお話は他にも多々ありますが、ストーリーが進んで行く中で一瞬突如として現れる幻想的な世界。 しかしそれが全体の流れに違和感なくすんなりと溶け込み、作品に格別な"薫り"を添えています。 そしてアイスランドの荒涼とした美しい景色と見事に調和し、そこに神々しいまでのイメージを与えるヒルマン・オルン・ヒルマルソンの音楽。 主演が永瀬正敏って所もとてもよかった。 ラストで見せる彼の涙は、なにより純粋な涙でした。 今回は助演で出演しているギスリ・ハルドルソンはその目だけでこの世界観を現すような素晴らしい俳優です。 気に入っていただけたら是非「春にして君を想う」も観ていただきたいです。

  • suk********

    5.0

    好きになるのは映画以上に制作も

    映像はアイスランドの寒い国を舞台にしているが、人間性の温かさや、温泉などの効果で見ててぽかぽかします。 ちょいちょい笑いの要素がぼかしつつあったりしてだんだん好きになっていく。 両親の映るテレビの所とか、ね。 アメリカ人の様子を面白く映したところが私は好きです。 アメリカの文化の出ている人物構成は拍手です。 最後の氷の上のろうそくわ流すシーンは 日本の灯篭流し+アイスランドの融合が出ていてとてもよかったです。 素敵だー出会えて感謝です。今年みた中でとてもすきです!! アイスランドと日本、もしかしたらどこか似ているところが多々ある分見ていてとても親近感や登場人物の様々なすごすぎない個性が心地いいのかも。

  • iru********

    5.0

    奇妙でいて、美しい

    Cold・Fever フリドリック・トール・フリドリクソン監督の アイスランド映画。 ちなみに、アイスランドのひとは基本的に姓を持たない。 男性はファーストネームプラス、 フリドリクソン(フリドリックの息子という意味)が付けられる。 2週間の休暇をハワイで過ごそうと計画していた主人公。 だが、アイスランドで亡くなった両親の供養をすることになった。 寒いのが大の苦手で、東京での仕事も生活も順調な日々に 命日から7年の月日は、重い腰になる理由には十分すぎた。 けれど、こころの片隅で引っかかっていた想いを果たすため、 遠いこの地へやってきたのだった。 主人公は始終、笑わない。 東京でも飛行機でもアイスランドでもどこでも。 すでにこころが凍っていて、 無意識に温かい場所を求めていたのだと思う。 だからこそ、徹底的な白銀の大地は 彼のこころとシンクロし、高見へと連れていったのだろう。 まっっっ白な雪原を 赤いマフラーと黒いコートに身をつつむ 黒髪のアジア人が歩む姿は、幻想を越えて神秘だ。 そんな状態を無視し「寒い、むかつく」を繰り返す表情で 煙草を吹かし、赤い火がしずかに昇る。 火山と温泉と海と雪の国を舞台にした 希望でも絶望でもない、義務のためのロードムービー。 最後、両親の供養を行うシーンでは、 あの地でなければ現れることのない輝きに満ちている。 きっと、観た者は氷の国に想いを馳せることになるだろう。 もう一度言おう。 その輝きと、ふてくされている主人公との アンバランスさが、奇妙でいて美しい。 それは、日本式の供養をアイスランドで行う アンバランスさの、奇妙でいて美しいのと、 同じだ。

  • ete********

    4.0

    美しい氷の世界。

    映像が綺麗。特に氷の世界は綺麗。 この監督の作品がすきな人はいいかも。 昔の日本とアイスランドの自然が見れていいかも。 深い悲しみを知ることができる素晴らしい作品。 亡くしたものは帰ってこないけど、それを知ることはできる そんな気持ちになれる作品。 永瀬好きじゃなくとも見ると分かる。きっと。 これに出てる人よりもこの作品を見ることに意味があるっていうか。 9年越しに見ました私。 手に取った瞬間からそれを見て終わったあとでも不思議な感じ。

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