「変わらぬ」事の偉大さよ
- 映画漬廃人 伊波興一recover さん
- 2017年10月11日 10時46分
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改めて「変わらぬ」という事がいかに偉大かが思い知らされる
52歳で夭折したトリュフォーの42歳の時の作品。
初めて観たのが高校生の頃。多分トリュフォーの遺作「日曜日が待ち遠しい!」公開に合わせた企画の一本だったと思います。
当時は正直、アクビばかりして何とか最後まで観ました。
そもそも映画人による業界内幕モノってあまり好きではなかったのですがトリュフォーの当時の齢をとうに越えた今観たら映画監督役で所せましとバタバタしている彼の姿が凄く好感が持てます。
この頃には多分世界的に知名度が充分にあったに違いにも関わらず偉そうにチェアでふんぞり返っているわけでもなく、
ひと癖もふた癖もある役者やスタッフに気を遣ったりイメージとの相違に面食らったり完成できるんだろうか、と悪夢にうなされたり役者の事故死というアクシデントに見舞われたりと・・映画製作という得体のしれぬ波に翻弄されていきます。
いくら名匠、巨匠と呼ばれてもご本人はこの役のまま助監督時代から変わってないんだろうなあ・・・
変わらないって本当に凄い。イーストウッドからわが国の間寛平ちゃんまで。
変わっていくのは世間の評価だけです。
10年前には単なる「キモイ」と呼ばれていた出川哲郎さんも出頭2時50分さんもダチョウ倶楽部さんもご本人は若い頃から一貫しております。
趣旨からかなりズレてごめんなさい
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