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映画に愛をこめて アメリカの夜 (1973)

LA NUIT AMERICAINE/DAY FOR NIGHT

監督
フランソワ・トリュフォー
  • みたいムービー 85
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4.17 / 評価:142件

品の良い‘問題’

  • pos***** さん
  • 2008年2月26日 19時00分
  • 閲覧数 153
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 ‘アメリカの夜’とは、夜のシーンを昼間に撮るためカメラにフィルターをつける撮影技法だそうである。そうであるのならばその言葉をタイトルにしている本作に、その撮影技法が使われているはずである。私が確認できたのは、監督が眠っている時に見る、監督自身の子供の時のシーンである。その子は夜中にステッキを持って既に閉まっている映画館の前まで歩いていって、ステッキを利用して映画館に立てかけてある『市民ケーン』の写真を盗む。子供は夜に働くことはできないので、このシーンは‘アメリカの夜’が使われているはずである。
 恐らくこの白黒のシーンが象徴しているのは、トリュフォーが子供の頃に持っていた映画に対する純粋な愛情である。そしてそのようなシーンが、実際にその愛する映画を制作するようになってからの現実の厳しさの数々のカラーのシーンにはさまれることでコントラストが生じて映像が生きるはずだった。
 しかしいくら問題が生じたとしても、この作品内の全ての問題は台本通りであるのだから、驚きはない。例えば『ロスト・イン・ラ・マンチャ』のようなドキュメンタリーと対等には張り合えないだろうし、フェリーニの映画のような生々しさも感じられない。コメディーに徹しているわけでもない。アイデアが十分に生かされていないと思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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